気がつきゃライブの時間だぜ
index|rew|ff
| 2006年07月14日(金) |
◎セックスマシーン@十三ファンダンゴ |
いや〜、梅雨明けしたんじゃないですか? めちゃ暑い日です。
待ち合わせの十三駅にいても だらだら 汗が流れて来ましたよ。
さて、今日のファンダンゴ、 これは 大変なことが起ってしまいました。
どうしていいか わかりません。
今まで出会った中で 一番 「友だちになりた〜い!」 って そんなふうに思う人と めぐりあってしまいました。
その名も 「いんじゅうまおう」 さん!!
この人は Logistics というバンドのボーカルなんですが 登場して来た恰好は 「女王様とお呼び!」 みたいなコスプレで 顔は白塗り、口紅は耳まで、みたいな。
だのに へアスタイルは さっぱりさわやかな短髪なんですよね。
それで このバンドのファンといえば マリス・ミゼルみたいなカップルがいたりして おいおい、ファンダンゴのそこだけ 中世かい、って・・・。
ステージには 細木数子人形とか 宮尾すすむ、やしきたかじん、高田純二の写真とか もう 全くわけわかりません。
はっきり言って ライブもわけわかりません。
歌っている時よりも 歌い終わったあとのこの人の疲労具合と 素なたたずまいの方が ずっと おもしろかったです。
途中で ピストルで頭打って ペットボトルに入ってたらしい血糊をぶちまけ ライブ後は それを コスプレのまま せっせと拭き取るまおうさんでありました。
すごく 几帳面に何度も 拭いてたら ライブハウスの人が 「もういいですよ」 なんて 声かけていました。
で、その後 洗面所で顔を洗って出て来たまおうさんを見ると とぼけた味満開の 素朴な好青年なんですよ。
なんか めっちゃすきなタイプ。
で、この人がライブハウスの中をうろうろしてはった時に 目が合ってしまったんですよ。
思わず 御挨拶。 話しをすると 東京から来たバンドなんだそうですが この人は 滋賀出身なんだそうです。
ここで すでにウケまくるわたしたちですよ。
で、入場の時にもらったDVDを出して 「サインしてください」 と言うと ものすごく困った表情で 「あ・・・・ ひらがなでもいいですか。」 だって。
まあ、これがまた エレファントカシマシも真っ青の 普通に名前書いただけ。
あとで メンバーにも書いてもらったんですけど これも 寄せ書きみたいなもんでした。
これが そのサインです。

これは 女装の美しいベースの人と ドラムの人のサインです。

で、男前なギターの人がこれです。

それで このまおうさんとしゃべってるうちに 客電が落ちて BON JOVIが流れました。
即 椅子から降りて 臨戦態勢に入るわたし。
まおうさんは セクマシ見るのは 初めてだったらしく わたしの後ろあたりで 「なに 始まったんや」みたいな感じで ぼけ〜と立って ステージを見ていました。
そしたらまあ、この人のノリが おもしろいのなんのって。 決して 妙な動きをするわけじゃないんですけど なんか その雰囲気が ツボ はまりまくりです。
1/3くらいは まおうさんの観察してしまいました。
なので 今回のレポは セクマシと並行して まおうさんレポも入っています。
今日は この前のスタークラブよりは 人が多かったですが 反面 セクマシファンは少なかったようで もーりーが 「音楽止めて!」 って言ったあたりでも ステージの前には ぽっかりと 大きな空間が出来ていました。
森田くんは
「今日は 椅子という文化をなくそうと思う。
(みんな立て、ってことですね)
椅子もいやだが、 この、前のこの空間もいやだ。
今日は スタンディングだが 指定席制だ。
おまえ、前 来い! バンドマンだからって 容赦しないぞ!
スーツのお兄さんは ここだ!」
それから 「はい、集合! 集合!!」 と みんなを手招き。
すると 前から真ん中あたりの人が ぞろぞろと 前の方に詰めて来ました。
「お―、言ってみるもんだな。」 だって。
「セックスマシーン しらない人!」
手は上がりません。
「素晴らしい! 一気に頂上にのぼりつめたぞ!」 と 村山くんに 報告していました。
で、なんだったか 前後のことは忘れましたが、 指で 『ちょっとだけ』 を示して
「ちょっとだけ、ちょっとだけ。 見える? 見えないやつは 前 来い。」
と 言ってました。
その時、軍手が (なぜか左手だけ) 先代バージョンの 「I LOVE (ハート) SM」 ってやつなのに気付きました。
わたし 結構 あれすきです。
あれも 初めて見た時 インパクトあったな―。 「SM」 って 「セックスマシーン」 ってことですよね、ね。
ま、どっちにしても 世間じゃ問題ありか・・・。
「テンション あげていかないとな。 お―、って言って。 ぅお―、じゃないぞ。 ぅお―って Wooとかじゃない。 それじゃ パンクバンドみたいだ。 お―! だ。」
「お―!」
「お―、ま―、え―、す―、き―。 そう。」
すると お客さんが小声で 「サルでも、だよ」 なんて 囁いてて それを聞いた森田くん、
「そうそう、おまえ 察しがいいぞ。 世界一単純なラブソング――!!」 ここまで ぽけっとした表情で見てたまおうさん、 歌が始まると 突如 手を上げ始めました。
このノリ、気に入ったみたい。
「サルでも」 が終わると いつものように
「テンションあげないと うちのギターが お、か、ん、む、り――!!」
「ネクラ」 です。
ブレイクのところで
「花金に、 花金って今でも言うのかな、 こんなところで よどんだ目をして―」
よどんだ、って・・・・、 あんた・・。 あたしゃ めっちゃ きらきらで みつめてるんだけどね―。
「・・・見ている君たちだが それはそれでいい。」
なにが よかったんやったっけな、 かんじんのところ 忘れちゃった。
歌が終わるとすぐに
「ワールドカップは終わったが おれは やっぱり ベッカムがきらいだ―!!」
じゃじゃじゃじゃ〜ん!! (シンバルの音。 めっちゃうるさいです。)
「ベッカムを見ると あの娘を思い出すからだ――!!」
じゃじゃじゃじゃ〜ん!!
こらこら、今更 気付いたけど ここで シンバル鳴らすって おもろいな。
「ベッカムは きらいだ――!! Jフォンは―! ボーダフォンに―! なりました――!!」
イントロが始まると おお! ついにまおうさん、わたしの後ろから わたしたちの横に 移動してきました。
もう 完全に世界にはまって こぶしを突き上げて ノリノリです!
なんだか 全然ちがう歌詞を口の中で ぶつぶつ つぶやきつつ、 どんよりと見える目に なんともいえない底光りをたたえながら 一心に歌を聴いています。
めっちゃ おもろいんやけど なんか 心打たれる姿です。
「報われないぜ」 の前には
「はい、手上げて。 全員 上げる。 早く、早く、時間がない。 おれたちロックバンドは くっちゃべってる時間はないんだ。」
で、サビの練習。
「これが サビだ。」 って 森田くんが言うと 横のまおうさん、 「ぶはっ!」 って 吹き出して めっちゃ ウケてました。
どないしたんや―。
ちょっと 前後の繋がりを忘れましたが
「下には下がいる!
(冷静に ドラムに向かって)
な。」
うなずく徳本くん、妙なパフォーマンスがありました。
「ロマンチックが と、まらない」 風なやつです。
結局 この人が 一番明るくて 楽しそうな気がする。
それから
「人生は そううまくはいかないが、 少しでも Better なものを選んでいけばいいんだ。
い――こと 言っちゃった、おれ。 言っちゃったよ、どうしよう。」
って 村山くんや徳本くん相手に はしゃいでいました。
ライブ告知は
「8/13に スタークラブでやる。」
前のファンでなさそうな女の子に
「暇? 空いてる? 来る? 一緒に遊ぶ?」
って やんわり糾弾してました。
物販の話しは
「君らは 見たところ金持ってなさそうなんで 物販の紹介は しない!」
かすかに 「え〜・・・」 の声。
「金持ち いるのか。 あ・・・ ふたりくらいいるな。」
「あそこのところに物販を持ってきているんで 万引きするなり、強盗するなり、 どーんと 2倍の金払うなり すきにするといい。」
ROCKやね・・・。
また 「いい人どまり」 の時には
「いい人だって よく言われるんだが 恋愛対象外だそうだ。」
そうかな―。 熱い目でみつめてる女の子 いっぱいいるよ。 あれは ステージの森田くんだから?
どうなんやろなあ。
意外と この横にいるまおうさんの方が もてたりするんかな。 わたしも いっぱつで すきになったもん、まおうさん。
世の中、わからんな―。
そして 最後の歌の 「女心と秋の空」 の前に
「男は 強がっていけばいい。 女の人は もう あまえて可愛がってもらったらいい。」
と 言ってましたが、 ほんと たいせつにしそうやね、恋人のこと。
たいせつにしすぎるって感じかな。
で、「ALWAYS」 です。
セクマシを初めてみる人たちに おおいに ウケてましたが、
ま、まおうさん、 その発作みたいなウケ方 なに?
背中震わせて トイレの方にまで行くから あ、もう いいんか、って思ってたら また Uターンして帰って来て どんより底光りの目で 森田くんを見つめて しばらくすると 突然 スピーカーに顔うずめて また ウケて・・・
もう ずっとその繰り返し。
わたし どんだけ笑ったかしれませんよ。
最高やわ―。
でも そのせいで 最後の森田くんのMC 聞き漏らしちゃったやないですか。
終わったあとの物販のところにいた森田くんは 上は 紺のTシャツでしたが 下は ビリビリジーンズでした。
その姿は ちょっと 笑えました。
|