気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2006年04月29日(土) |
◎セックスマシーン@京都MOJO |
お昼過ぎ 京都に到着。
大宮から 壬生寺に行って 壬生狂言を見ました。
去年は 結局 見に来られなかったから 結構 久し振り。
鉦と太鼓の音が響いて来ると 時空を超えるかのように 狂言の世界に 吸い込まれていきました。
今日 見たのは
「賽の河原」 「土蜘蛛」 「大黒狩」
どれも めっちゃめっちゃ おもしろかったです。
この狂言は プロの人たちではなく 壬生寺の寺子さんたちが 御本尊のお地蔵さまに 奉納するために 行なわれているものです。
鎌倉時代から ずっと 続けられているらしい。
ですから 小さなこどもから 年配の方まで 出演されています。
同じ所作でも こどもたちは 覚えたての初々しい感じだし、 大人の方は 伝統芸能の洗練された 重みと清々しさを 感じます。
こんなふうに だんだんと 形つくられ 伝えられていくのだなあ、と 思いました。
さて、狂言のあとは 烏丸の京都MOJOへ。
セックスマシーンのライブです。
7つもバンドが出るので 近くのカフェで 腹ごなしをしてから 向かいました。
入ると 坊主頭のボーカルが 熱唱してました。
「ちょんまげ」 というバンドだそうです。
このボーカルが すごく おもしろくて 保釈されたホリエモンの真似とかしてました。
5月は ライブをお休みして 6月に また ライブをやるそうですが、
「もうこんなことできるのは 今日で 終わりだぜ。」
とかって 言ってて もう 笑いまくってしまいました。
おもろいし、かわいい。
気に入った!
セクマシは 5番目。
前のバンドがやってる時に 森田くんが わたしの横を通って 控え室に 向かっていきました。
クリムゾン風のTシャツと 破れたジーパンを だいじそうに 抱えてました。
それが めっちゃ おもしろかったです。
前の方は 結構 混んでました。
わたしは 今日は ギター側の前から 2、3番目。 前に 背の高い男性がいて 今は かろうじて 見える位置やけど これ この人の位置がずれたら 見えへんようになるよな、と ちょっと 不安になっているうちに BON JOVIが 流れて来ました。
登場してきたもーりーは いつにもまして 大熱唱。
マイクは使ってないけど 口パクじゃなくて 生声で 歌ってたと思います。
で、最初のC&R、 お客が 「いえ―ぃ!」 と返すと 「俺の方がでかいもんね!」
と あおっていました。 その言い方が かわいかったです。
「こんな破れたジーパンが 変なテンションで出てきて 驚いている人もいるだろう。」
と 言ったあと 突然、
「ほら! ここ つるつる!」
って 膝を指差し 叫びました。
あ。
ほんまや、つるつるや。
と 思っていると
「見たい人、もっと 前 来て! 前 来て!」
って 言ってました。
今日は 前から 6列目までに 愛を捧げてくれるそうです。
でも わたしも いつも 思ってたんですよね、 足 きれいやな、って。
膝の下に 擦り傷あったけどね。
そのあとに 「初めての人 手 上げて。」
ぱらぱらと 手が上がりました。
「1、2、3、4人。 京都 御新規さま4名ね。」
言っとくけど 歌は まだ 始まってません。
それから 後ろの方を 見ながら
「知ってるやつがいる。 前 来い。 ほら 前 来い。」
って 言ったのですが、 ひとりくらいしか 前に来なかったため、
「知ってるやつって 認識がなかったのか。 カマ かけてみたが だめだった。」
とのことでした。
ちょっと ツボりました。
「これくらい聞いてると 俺たちのこと きらい、って人もいるだろう。 きらいだって思った人 手 あげて。」
って言ったとたん、即座に 後ろを向いて
「はい、やめて! 結構 これで ナイーブな心 持ってるから 傷つきかけた。 ナイーブな心。 ナイ―ビング ハート。」
村山くんの見て
「ナイービング ハートって あってる?」
村山くんは じっと 森田くんを見て 首を振りました。
彼は 塾の先生だそうです。
やっと 1曲目です。
恒例の 「サルでもわかるラブソング」。
イントロの 「ヘイ!」 から 前の方は 大騒ぎです。
よっしゃあ! 今日は 暴れられそうや!
2曲目は 村山くんの速弾きで 「ネクラ」 です。
これも
「ね―くら ね―くら お―まえは ねくら―」 の 大合唱。
前中央あたりは めっちゃ モッシュになっています。 うわ〜、すごいことになってる〜、と 思いつつも その場所から 離れようとしないわたし。
こんなことになってるとこのそばにおるやなんて 今まででは 信じられへんことです〜。
この歌が終わると
「はい! 手 あげる!」
と 次の曲の練習です。
で、わたしの後ろの女性に向かって
「ほら! 手 あげる! 手 あげる! 仏の顔も 三度まで! もう 次は お前のこと 無視するぞ!」
と 言ってました。
なんか わたしの前とか 横とか 後ろとかの人、 よく こうやって 詰められるんですよね。
なんでかな。
それで、 曲は 「報われないぜ」。
この曲は セクマシきってのネガティブソングとのことでした。
後半のリピートのところでは 思いっきり ジャンプ!!
ふと 気付くと あの背の高い男性が わたしよりも ずっと 右かわにいました。
こんな前の方にいるから てっきり ノリノリのファンだと思っていたのですが そうでもないらしく 中央のモッシュと 後ろからのこぶし (つまり わたしですね・・・) に 追いやられて 隅へ隅へと 移動してはるようでした。
で、最後は ほんとに 隅っこの方で 小さくなって 見てはりました。
この人と反対やったのは わたしの右側にあった ベンチに座ってた女性です。
始めは 座ったまま 下を向いて聴いていたのが だんだん 顔を上げて来て そのうち ベンチの上に立って 最後には めっちゃ 嬉しそうに 手を振り上げていました。
ここらへんだったかと思うんですけど たぶん 失恋の話しか なんかして
「愛するのもむずかしいが 愛されるのもむずかしい。」
と言って、
「あ、これで 曲できるな! 俺 今 いいこと 言った! 詩人だな!」
と 後ろを振りかえって 嬉しそうに メンバーに言ってました。
そして
「T、O、K、I、M、E、K、I」
と ひとつずつ アルファベットを 言いました。
え!!
それ、あれやんな!!
あれ、めっちゃ すきやねん!!
聴きたかってん!!
・・と テンション上がるわたしです。
わお―!!
きた―!!
「TOKIMEKIたいんだ」!!!
めっちゃくっちゃ 踊って 歌ってきました。
もちろん 例の男性を 一層 隅に追いやりました。
でも 歌詞は かなり ぼろぼろでした。
この歌が 途中だったかな、 森田くんは
「前のやつ 後ろ 見てみろ。 うわ〜って なってるの ここだけだぞ。 かなり はずかしい。」
・・・ほんまや。
しかも わたしの後ろの人は やってへん。
わたし 境界線にいてるんや。
確かに 恥ずかしい・・。
でも 止められん・・・。
グッズの紹介で 「武道館タオル」 のことを言ってました。
「BUDOOKAN」 の 「O」 が BOOWYと同じで 斜線が入ってるんですよね。
これのことを 森田くんは 言ってたのですが なんのことだか さっぱり わからなくて ぽっか〜ん、の わたし。
早速 家に帰って 調べてみました。
これは 「ファイ」 と言うのだそうです。
数学の集合のひとつで 「空集合」 を表わす記号で、 空集合とは なにものも存在しない集合のことらしいです。
この前の 「ジェンダー (文法上の性) 」 といい、 空集合といい、 かしこなるわ〜、このバンド聴いてたら。
それから 「Jフォン」 と 「安全地帯」 で ライブは 終わりました。
「後ろの方で にやにやしている人も 前で こんなになってる (おバカな顔をして見せる) 人も 今日は ほんとに ありがとう。」
というコメントのあと 「ALWAYS」 が 流れました。
なんか ほんとに すごい 盛りあがりでした。
ソウル・フラワーで 踊る時みたいに 上がってる手の間から 森田くんを見るシーンも いっぱい ありました。
すっごい 楽しかったです。
次の京都のライブは 6/18@MOJO だそうです。
村山くんは 「大入り」 って言ってたから やっぱり 行かなくっちゃね。
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