気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2006年04月08日(土) |
◎松田幸一ブルースハープライブ@千日前アナザードリーム |
一年振りのアナザードリーム。
確か 去年のライブは 高田渡さんが亡くなった直後で ちょっと しんみりした雰囲気にもなってたっけな。
今日は バックに フィドルの岸本一遥さんがいます。
この人は その昔、 京都に 「ばっくすばにー」 というバンドがあって そこで フィドルを 弾いていた人です。
わたしは 烏丸の大丸の屋上に 「アクションヤング大丸」 というラジオの公録を見に行って
(ああ、懐かしい! ♪ 風に誘われやってきた 知らない同士のぼくたちが ある日出会った街角の 明るい大きなウィンドウ 耳に飛び込むギターの音と 若いぼくらの歌声が いつかみんなの結びつき アクションヤング ヤング 大丸 すてきな友だち 見つける時も アクションヤング ヤング 大丸
こんなテーマソングやったよなあ)
そこで司会をしてた ばっくすばにーを見たのです。
その時 この岸本さんのフィドルを聴いて ほんとに 音楽なんて なにも わからない時だったけど 「この人 すごい。 めっちゃ うまい。」
と ごっつい 感動しました。
そして 数年前、 やはり アリちゃん (松田幸一さん) のライブに行った時に 岸本さんが バックでいてはって 始めは 全然 気付かへんかってんけど フィドルの音を聴いたとたんに
「あれ? この人って あの、ばっくすばにーの岸本さん?」
って 昔の、大丸の屋上のこと 思い出して なんか 頭が混乱してしまいました。
で、そのことを HPの日記に書いたら 「そうですよ、あの岸本さんですよ。」
と 教えてくださる方がいて わたしは あの時 自分が感動した音が 本物だったのだと 感激し 再び こうして フィドルを聴けたことに 感動しました。
その岸本さんが 今日も バックですから もう 絶対 行かなくっちゃ。
やっぱり 素敵でした、岸本さんのフィドル。
聞き惚れてしましました。
特に なんといっても
『オレンジブロッサム・スペシャル』!!
この曲は フィドルの 名曲中の名曲なのですが アリちゃんは いつも ハーモニカで 演ります。
でも 今日は フィドルがいるんですから もう ハーモニカとフィドルで ものすごい セッションになってました。
フィドルの速さ、フレーズの豊富さ。
終わったあとは 拍手の嵐でした。
岸本さんも すてきでしたが アリちゃんも ほかのバックの人たちも ものすごく すてきで ここ 数年では 一番 素晴らしいハープライブだったと 思います。
アイルランドの笛を使って 演奏された 「シーベック・シーモア」、 ハープとフィドルの 「海原」、 これは どれも ナターシャーのメンバーのレパートリーだったので 思わず いろんなことを思い出して 涙が 出てしまいました。
アリちゃんのハープは ほんとうに 不思議だと思います。
カバー曲が 結構あって その中には オリジナルのイメージが あまりにも 強烈、って曲も多いのです。
例えば、今日 演奏されたのでは
「ジョージア・オン・マイ・マインド」 「涙そうそう」 「素晴らしき世界」
だのに アリちゃんが吹き始めると それは まるで アリちゃんのオリジナルのように アリちゃんのイメージで その曲が 響いてくるのです。
これは いったい どうしてなのでしょう。
けっして 奇をてらったアレンジではなく ある意味 オーソドックスに吹いているにも かかわらずです。
アリちゃんの にごりのない 音楽への思いが そこに現われてくるのでしょうか。
わたしが アリちゃんのハープ だいすきなのは そういうところに 原因があるのかもしれないなあ。
それから もうひとつ、 今日 気付いたことがありました。
アリちゃんのハープは どこか 「和」 な感じがする。
それも なんとなく 大阪な雰囲気がある。
もう 関東に住んで長い人なのに、 大阪の、それも ミナミな雰囲気があるなあ。
そういえば ファーストアルバムに入っている、 「アーカンソー トラベラー」 という曲の解説に
「小坂和也さんに 『アリちゃんのアーカンソーは 大阪なまりだね』 と言われた。 Yeah!」
という記述がありました。
わたしは なんのことだか さっぱり わからなかったんですが、 今日 わかったような気がしました。
うん、確かに アリちゃんのハープ、大阪なまりやね!
Yeah!!
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