今日のブルー
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2009年12月30日(水) 宇宙戦艦ヤマト

映画の方を見てきました。
私が小さい頃見てたのはあんな無敵で
何度も何度も生き返ってくるゾンビなんかじゃなかったよ…(^^;




テレビ版のヤマトをリアルタイムで見て中学生の頃には
ブラスバンドで『宇宙戦艦ヤマト』を演奏した事もありました。
宮川泰さんが生きておられる間に生で聴きたかったなあ。

私が覚えてるのはとっても絶望的な赤い破壊された地球から
ヤマトが最後の望みをかけて途方もない航海へヨタヨタと旅立ってくものだった。
蟻みたいな一度撃沈された艦が宇宙人の助け借りてやっと宇宙の彼方へ。
一年後には人類が全滅っていう締め切り背負って「必ず帰ってくる」と
とても重く無謀な約束をして。
その時に流れてた曲がほんとに絶望現してて胸が痛くなったの覚えてます。
よく覚えてるのは地球と交信ができなくなるとこまで辿り着いて
最後の別れを皆が惜しむ中、古代進だけが砂の嵐の画面ボーっと見てるとこでした。
(彼には待つ人がいなかった)

悲しみとか絶望しかなくて、希望なんてどこの誰とも知れない宇宙人の伝言だけ。
そんな中決死の覚悟で遠い旅路に出て、
必ず帰る、と歌いあげる主題歌(エンディングも)に涙涙の小学生でした。
オーケストラの素晴らしさに触れたのもこのあたりからです。
とにかくはかなくて、美しくて、切なかった。
だから男達の熱い戦いや覚悟が冴え渡ってたのかな。
誰も彼もがどんな死に様で何を喋ったかほとんど思い出せるもんね。

そして大人になっていきながらその美しく希望を繋いだ船が
脱税だのなかったことにして生き返ったの、愛の大安売りだので
どんどん壊されていくのが悲しかった。
作る現場の人達もしんどかっただろうな。

黒魔導士ザキニシ氏には世間の真っ黒いとこ教えてもらいました。
それでもテレビ版DVD見ればあの時の素晴らしさは微塵も曇りなし。
亡くなられた方がたくさんいる事に時の流れを噛み締める年末でした。

PS3で出たゲームのアニメみたいにやってくれたら嬉しかったのになあ。






皆様、一年間ありがとうございました。
来年が皆様にとって素晴らしいものとなりますように。


管理者 bluemarin








                                   


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