今日のブルー
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2009年04月20日(月) イルカの解剖を五感で体験



博物館のバックヤードへ行って来ました。
イルカの解剖を見て、聞いて、触って、嗅いで、味わって(これは焼き肉屋でホルモン喰っただけです(^^;
五感で生き物を感じてきました。
スナメリという小型のハクジラ(イルカとクジラは同じらしい)
成体は網にかかって死んでしまったもの、小さな幼体は死んで漂着した死因不明のもの。
『パンダの死体はよみがえる』という本が好きで博物館のバックヤードにとても興味がありました。
死んだ生き物を引き取って(野生の場合は通報などで出動、回収調査に当たるそうです)
物言わぬ内臓から生前や生態に迫る。

すばらしい刃物さばき。整然と収まった臓物をきれいに切り出して調べて行きます。
胃の内容物を見ればどこでどんなものを食べて暮らしていたかわかる。
年齢や子を産んだか否かも組織を調べて探れる。

死臭はきつかったけど(冷凍保存したものを解凍、解剖したようです。幼体のみホルマリン処理)
死んだ生き物の臭いなんてそうそう嗅ぐ機会もなし。
生きて暖かい体温を持っていたものから命が消えても、残った組織はその記憶を雄弁に語る。
なんて素敵な学問なんでしょうか。
野生のものは特に、解明されていない生態を探る鍵にもなる。

しかし、最近はイルカやクジラが打ち上げられるストランディングが増えていて
原因はまだまだ解明されていません。
ちなみに、もし、野生のこうした生き物を見つけてしまったら
すぐに最寄りの水族館か博物館などに通報してほしい、との事でした。
可能ならその時のデータ(現場や生き物の状態など)を記録すると尚良く
生きていれば救護、死んでいれば調査するそうです。


死臭の中、鮮やかに捌きながらてきぱきと説明していく女性研究者が素敵でした。
血や臓物が多いのに女性がスタッフにも観客にも多かったような(^^;
スプラッタというより生命の不思議、といった感じ&死臭付き

年に一度のバックヤード報告イベントなのでとても4時間で回りきれなかった....
何もかもが心躍る!並んだされこうべ、アルコールの瓶に入った無数の魚、
巨大なゾウの骨...原宿では40年前、千代田線掘ってて、完全体のナウマンゾウが出たそうです。
これは日本でも珍しい5例ほどのもののひとつ。
もっとも、今では機械で掘るので何かあってもわからないまま砕かれるそうで残念。

名残惜しく帰途についていたら、大久保のド真ん中でカラスが2羽でハトを襲ってた。
つつきまわすカラスから必死で逃げ回る姿にたまらず石を投げる。
勿論当てる気はなく。怯んだカラスにハトが逃げほっとした瞬間そこに
カラスと睨み合う猫(^^;
なんという野生の掟。心休まる暇もなくピンチピンチ。

ハトは道路を渡って逃げるも翼を引きずり車が走って来る!
キャーッと見ていた人々の悲鳴。
しかし無事ハトは渡り切りどこかの陰へ消えました。

ほんとは手を出さず、カラスなりネコの食べ物になるべきってのはわかってるんだけど
目の前で突つき殺されかかっているものはほっておけませんでした。
やっぱり目の前にいたらね...

とても濃厚なワイルドデーの締めくくりにホルモン食べて帰りました。
知人に「臓物見た後ホルモンとはなんたる猛者」と言われましたが
人間は生きてる命喰って生きてるのでおいしくいただきます。
いや、イルカはそんな食べる気しないけど。

流石に解剖の写真はグロすぎるので当たり障りないのだけ上げます(笑)
胃の中にエビが入ってたり面白いけどアニーちゃんとか虫も.....うにゃうにゃ

生命の神秘に万歳。
描けたらこういう分野の漫画、形にしてみたいと思いつつなかなか実現せず。
がんばるべー。

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科博オープンラボ (新宿分館)
研究機関としての博物館。科博の貴重な研究資料を年に一度の特別公開!

○コレクション公開
大型哺乳類の骨格・深海魚の液浸標本・大型魚類の標本・世界最大の蛾の仲間・北海道産アンモナイト・ナウマンゾウ化石・さまざまな人骨標本・科学者資料・月の裏側から来た隕石 その他多数

○実演・実習
イルカの解剖・海の無脊椎動物の観察(ヒトデ・クラゲ・カニ)・ミクロの世界をのぞいてみよう・機械の中を覗いてみよう(手回し計算機、機械式時計など) 他

○ダーウィンコーナー
ガラパゴスゾウガメ・ウミイグアナ・ネアンデルタール人他古人骨 他
研究員によるダーウィンコーナーギャラリートーク(随時)

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