今日のブルー
ALL INDEXINDEXBACKNEXT  
※イラストグッズ販売始めました。※ 


 
2009年02月02日(月) むにゃむにゃ


なんか寒くて手が動きません。草原のプロローグまでは大体終わった。
あとはネームをいじり倒して煮詰まったので映画を見ました。
またあしたもがんばろう。




映画メモ。

『ぜんぶ、フィデルのせい』

やっとDVDが出たのでゲット、改めて見ました。劇場で見たときも面白かったけど
やっぱり面白かったです。
このジュリー・ガヴラス監督ってお父上がコスタ・ガヴラス。
私はコスタ作品はまだ見た事がありませんが
南米をテーマにした作品が多いそうです。
フォルクローレ歌手のビクトル・ハラが好きで昔、聞いていたのですが
彼が殺された政治的背景をテーマにしています。見たい!
アマゾンのDVD価格見てげんなり(ーー)


ジュリーはコスタの娘さん。『ぜんぶ、フィデルのせい』は
彼女の子供時代の出来事を織り交ぜて撮られた作品です。
お金持ちのお嬢様のパパとママがある日突然キョーサン主義者になっちゃった!
ヒゲぼーぼー、引っ越しで狭い家、ヴァカンスから食事まで質素になっちゃった。
ぜんぶ、フィデル・カストロのせい!
小さな女の子は仏頂面で両親やいろんな出来事に疑問を投げかけ怒りまくる。

「なんでうちは貧乏になっちゃったのよ!」

両親も負けじと女の子に叫びます。

「自分のことばっかり!」

そんな映画。
キューバで起こった革命が欧米へ与えた影響をよく描いた秀作だと思います。
子供だけでなく、大人達も戸惑い、理不尽や矛盾に迷いながら
自由であること、いろんな人々と生きて行く方法を探そうとする姿が
とても暖かく、リアルな描写でした。
コメディとしても女の子がキュートで面白いです。お気に入りの一本。
ほんとに女の子がオシャレなんですわ。可愛い(^^)


あ、『チェ・ゲバラ 別れの手紙』ももう始まってるんだった....(^^;

アメリカってほんとにキューバだけでなくチリでも同じ事やってたんだなと
いろんなとこで繋がるのが切ない
(私、アメリカ文化大好きです)

誰が言ったんだっけか「独裁者は虎に乗っているようなもの、虎から降りた瞬間
自分も虎に喰い殺される」という言葉。
フィデル・カストロを独裁者扱いする方も少なくはありませんが
この人は虎ではなく『正直さ』という武器に乗ってるんだろうなと思ってみたり。
真実はいつか歴史がそれを証明するので、いずれ誰が嘘なのかははっきりするんだろうけど。
事実、ゲバラはその実直さと思想で今も『生きている』わけですから。










                                   


bluemarin|Home ※無断転載等はご遠慮下さい※