今日のブルー
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2009年01月18日(日) 濃い一日

ゲバラ週間は続きます。
気が付けばいつのまにか読んだ事のない書籍の出版ラッシュ!
去年出まくったのかな。
絶対外せないものから積み読みしています。
とりあえず机にドンと置いた

アレイダ・ゲバラ著 父ゲバラとともに、勝利の日まで―アレイダ・ゲバラの2週間
(去年の5月に来日された滞在記です)

フィデル・カストロ著 チェ・ゲバラの記憶

戸井十月著 ゲバラ最期の時

最新情報がどんどん出て来るこの数年です。
アレイダさんのは読了。講演へ行った時のお話を思い出しながら。
広島へ行った時の話にゲバラが訪れた時の事も書いてあったので
広島滞在記漫画もそろそろ構成したいです(一生ゲバラ描いててもいいかもなんて
アレイダさんの本読みながらぼんやり思ってみたり。その価値あります)

そしてつけっぱのテレビ。
何気に見てひっくり返りそうになりました。



銭ゲバやるだとう!?


いやー、びっくりしました(^^;松ケンでドラマ化とは。
クラウザーさんの記憶も新しい(もうすぐカムイ伝もやるんじゃなかったっけ)
あの強烈な漫画は『デロリンマン』や『アシュラ』と並んでトラウマだった。
一番覚えてるのは人肉喰ってるヤバいシーンに猿の親子の頭マサカリでふっとばすとこ。
小さい頃見たのでしばらくうなされました。
凄い物昔はやってたもんだ。

しかしドラマは久しく海外もの以外見てないのですが面白かった。
シャレにならんかった(笑)
銭ズラー!
ゲバラの娘さんの本読みながら銭ゲバ見ちゃった。
松ケンっていい男っすね(笑)クラウザーさんの時は気付かなかった。
カムイが楽しみです。子供時代の子もえらくうまくて驚きました。
70年代のドロンドロンの話なのに今の時代とピッタリって
いいのか悪いのかさっぱり...
あんな二枚目じゃなかったけどあのドロ沼話はハンサムでもいないと
とても見てられない(^^;
アストロ球団も、面白かった。

そしてそのまま録画してた映画を見る。

『グッドシェパード』ロバート・デ・ニーロ監督。

ピッグス湾やCIA誕生が絡むので見とかねばと思って見た。
暗い暗い暗い重い苦しい苦い.....
銭ゲバが可愛らしく見えて来るくらいヘビーな後味。
ラスト近くドンヨリしました....長いし。
明るい題材なわけはないんですがアメリカは重く暗い時代続きっぱなし。
貧乏なキューバやゲバラ達の物語の方が遥かに明るく生き生きして見える...

あんまり暗いのでアレイダさんの本をまた読む。

「私達は多く持ってはいないけど笑ったり愛したり歌ったりする時間を持っている」

「人生は長くないので、真剣に何かを努力しなければならない時期もある」

キューバの人達は日本人よりのんびりしてるそうです。
がんばりっぱなしではなく、人生笑って歌って愛して楽しめ、
そしてやる事もやって満足して死ね、ってのが素敵でした。

あと平和なんて世界中どこにもないとも。
世界の何処かで治る病気の治療を受けられず死ぬ子供や餓え、寒さで死ぬ人々がいる限り
世界平和なんてないと。
岡本太郎さんも同じような事言ってました。

僕は幸福反対論者だ、と。何故なら自分の知らない所で苦しむ人間がいるのも考えず、幸福とか
言うのは卑しい、と。(不幸自慢とは違うです)

こういうこと、アレイダさんも太郎さんもにっこり笑って『自由』に握りしめているのが素敵でした。
ああ、人間がデカイ。気が重くなったらゲバラか岡本太郎かNINの中でグルグル。
派遣切りで飢え死にした人も出た。ホームレスなんかニュースにならないだけで
冬の寒さの中凍死している。よく歩く新宿や見慣れた繁華街の片隅で。
アレイダさんは老人に大変な法律が通ろうとしていると心配しておられたし。

そういう日本だと順応だけはしたくはないですね...
せめてムカつく、って感情だけは持ち続けているようにしないと。


明日はオーケンと絶望少女達のライブです(爆)

MOONも見たい。人類が月へ行った第一歩。
ベトナムが地獄の頃、宇宙に夢を見てたアメリカ。
複雑だけど宇宙は美しい。







                                   


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