映画二本はしごしてきました。
ポニョとダークナイト。

ポニョ、こんな感じ。



宮崎駿監督の闇と毒は今も健在。
いろんな意味でこわくて面白かったです。また見たい。



ポニョを堪能したあと先行公開の『ダークナイト』（THE DARK KNIGHT）を観ました。
大当たり（＾＾）めちゃくちゃ面白かったです。

アメコミ映画化だから大味かなと思ってたけどそんなことない。
スパイダーマンと並んで完成度の高い大作でした。
これ、今年見た映画の中でベストに入ります。
『ノーカントリー』と並んで甲乙つけがたし！
今年亡くなったヒース・レジャーの最後の作品ですがあそこまで鬼気迫る
ジョーカーは始めてです。バットマンシリーズの最高傑作はティム・バートンの
リターンズかなと思ってたんだけど、ダークナイトが抜いてしまったかも。
クリスチャン・ベールのバットマンも素晴らしい。
『リベリオン』以来大好きな俳優。


どの人物もきっちり無駄なくハマるべき場所にハマってたし
バットポッドのデザイン良し、アクション良し、
シリーズ中最高傑作だと思います。脚本も良かった。
暗い救いのない話（ヒースの現実もだし）なんだけどバットマンの表と裏見事に
描いた脚本でとても好きです。ティム・バートンの悲しみ、暗さともまた違う。
（ティム大好きですが）

何よりヒースの圧倒的存在感をぜひ、劇場の大スクリーンで見て下さい。




この監督、クリストファー・ノーランって『メメント』や『プレステージ』観る限り
緻密で繊細なイメージだったんですが
『ダークナイト』は前作『ビギンズ』よりも大胆、かつきめ細やかに暗く
悲しみや人間の内面、もろさ、狂気をティム・バートンとは違った形で描ききって
アクション大作としても申し分なし。
ハリウッドの底力、久しぶりに堪能しました。


ヒース・レジャーは『ブロークバックマウンテン』ではあんまり良くなかった
（この映画自体が今イチ感強し）気がしてたのですが、ジョーカーという
表情もよくわからんメイクであそこまで
圧倒的な悪や狂気、恐怖を演じ切った凄まじさに驚きました。
クロウのブランドン・リーを思い出すやるせなさすら漂う表情が切ないです。
ブランドンは撮影中、入ってなかったはずの弾丸が入ってて被弾、亡くなりました。



おなじみのゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アーロン・エッカート
全て良かった。
冒頭にはプリズンブレイクに出て来る人が妙に存在感持って出て来て楽しかった。

ぜひ、劇場で見て下さいな。
これはほんとにおすすめです。


ヒース・レジャーに合掌。
お墓の前で拍手送りたいくらい素晴らしかった。
ダース・ベイダーに匹敵しうる存在感が惜しまれます。
純粋に巨大な悪、久しぶりに見たような気が....
小物の悪ばっかの中、『ノーカントリー』のバビエルとヒース・レジャーは
素晴らしかったです。




ダークナイト オフィシャルサイト

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