今日のブルー
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2006年07月02日(日) 誰か子猫拾って下さい(伝言)

東京都内だし、書いても無駄かもしんないけど。

さっき西武新宿線新井薬師寺駅の先にある
哲学堂(公園)の近所の歩道に
小さい子猫が捨てられてました。
(駅からぐりっと行ったグラウンドの下のちょい先あたりにいた)
人の足にすり寄って来たから捨てられたんだろう。
野良の子なら人に寄らないし、あんな小さいのには親が必ずいる。

黒っぽいキジと茶トラの子が二匹。掌くらいの大きさ。
もしかしたらまだうろうろしてるかもしんない。
無駄だろうけど猫欲しいと思ってる方が近所にいたら
いいなあと一応書いときます。
ずっと人のあとおっかけてくるくらい人なつこくて
かわいいよ。

7/1の夜9時くらいの事でした。




そんでもって生き物に思う事
ちょっと真面目に書いておきます。









生き物は野生の環境に生きているもの以外
自力で生きてけません。
犬猫その他外来種含むペットにされた生き物は
例え帰化しても駆除される存在になってしまいます。


例えばワニガメ。
そのへん歩いてたらやばいですがな。
ワカケなんたらインコ。国産在来種の餌場を脅かして
生息地を荒らします。
アライグマ。国産狸やら生息してる小鳥、虫にダメージを
与えます。
ブラックバス。ばんばん在来の魚食べて絶滅させてしまう。



そんで犬猫。

彼等はもう野生じゃありません。
彼等はもう人がいなければ生きていけません。
日本中どこにも彼等の自然の生息地なんか存在しない。
ネコが野生化した田舎は沖縄のヤンバルクイナとか
希少なレッドデータ動物を脅かします。

都会だって今もう犬は見かけないですが猫は
病気だらけ、交通事故、栄養失調、心ない人間の虐待
その他あらゆる理由で短命に終わる。
動物管理センターに行ってみてください。

毎日愕然とする数の生き物が殺されてく。
処分するセンターの人達の気分はたまらない。



一生飼えない生き物は絶対に飼わないで欲しい。
例え一匹800円のセキセイインコでも
飼い始めれば軽くうん万円かかる。獣医に行けば一回
数千円。犬猫なんか万単位かもしんない。病気によっては。
人間より金かかります。




誰か拾ってくれると捨てるんだろうけど
それは殺すより最低です。
交通事故にあって死ぬか脱水起こして死ぬか
役場行って管理センターに行って殺されるか
カラスの餌食。

現実はひどい。

野生動物すら野生に戻すには相応の生きてく訓練を します。
ましてや犬猫にはその余地もない。
彼等には人と生きてく以外生きる術がない。
拾われて幸せになったなんて例外中の例外。
最悪なのは衰弱した子拾って獣医に連れてった挙げ句
死んでしまうとかよくある話。



子猫や子犬は一定期間親と暮らさなければ体がも精神も
出来上がりません。人間の飲む牛乳を親切であげても、
下痢起こして死んでしまいます。

幼い生き物に与える食事はとても難しいです。
動物園に捨てるエキゾチックアニマルもいい迷惑。
生き物一頭面倒見るにはそれなりのスペースと時間
人手、お金がいるのです。







試しに水槽の金魚一匹増やしてみて下さい。
狭いとこに多すぎる生き物がいたらあっという間に
弱って病気発生、バランスが崩れまくって最悪全滅。


ウチには一羽セキセイインコがいますが、そいつさえ
もういくら金かかったかわからない。
顔ははっきり言って不細工です。
だけどかまってやらなければ目に見えて羽の具合は
ボサボサになるし、何より退屈して寂しがる。
小鳥でさえそうなんだから犬猫なんか一緒に暮らすのが
どれだけ覚悟がいることか
都会は犬猫禁止アパートばかり。




例え捨て猫を哀れに思っても何もしてやれず
嫌な気持ちでその場を去る人がどんなに多い事か。
餌を与えれる猫おばさんを非難できないよ。
だけどそれやれば野良が増えて今度は自然に生息する
(都内ならメジロとか)生き物に響いてしまう。
それに餌だけでは生き物はきちんと生きられない。
健康管理も重要。猫が増えれば縄張り争いも起こって
傷を負う事もある。




自分で飼えなくなったら自分で責任もってその生き物の
命を終わらせるくらいの覚悟がないと、飼うのは大変困難でしょう。
生きた命を一生に渡って自分が左右するわけですから
どんなに可愛がっててもうっかり不注意で死んでしまう事もある。

もともと人と違う生息地に生きていた種を
違う環境にわざわざ置いてしまったりするのがペット。
自分の愛情がそれをカバー出来るなら生き物と暮らすのは良い事ですが
その責任は彼等の一生に渡って持たなければ命をもて遊ぶ事になってしまいます。

自然にはバランスがあって生き物は 普通
喰うか喰われるかで生きている。
そんなとこに人の庇護に慣れた幼い生き物を放り出す
事がどんなに酷か想像して下さい。
ましてや車の往来も激しい道端に乳ばなれすらしていない子猫が
突然置かれたら飛び出して簡単にひかれてしまいます。


小鳥だったらカラスに喰われます。
水がない状態に置かれた幼い生き物はあっという間に
衰弱して死ぬのがほとんどの現実です。

生き物と暮らすのは大変な手間が必要です。
それが出来ないなら動物園にでも行って、お金 いくらか
払って生き物に接してくればいい。
不忍池に行ってみてください。
亀や水鳥がたくさんいて 眺めているだけでも気持ちが穏やかになるよ。
動物園は今、レッドデータの在来種を園内で増やす試みを
行ってたり、動物の飼育環境をより自然に近づける努力を
払い始めてます。



生き物は愛情を返してくれるけど、そのためにかけなければ
ならない手間や時間、お金、神経も膨大なの忘れないで下さい。

どうか捨てないで下さいね。
彼等はもう人がいなければ生きて行けないのです。
そして捨てられた子猫を飼う環境がなく、そのまま立ち去らなければならなかった
人間がどんなに悲しい気分にさせられるか考えて下さい。
私、今でも鳴きながら後を追って来る子猫の姿が忘れられません。
くたびれて座り込んだまま大声で呼び続ける事をいったい何十人に繰り返しただろう...



                                   


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