今日のブルー
ALL INDEXINDEXBACKNEXT  
※イラストグッズ販売始めました。※ 


 
2006年06月14日(水) 半魚人のおケツ

人魚とか海獣、UMAのこと




人魚と言えば普通娘さんですが、
とりあえずブルーの元ネタで野郎人魚。







はっきり言ってマナティやジュゴンを
人魚と間違った人の目は狂ってます。
どこをどう見りゃ美女になるんだ。

野郎人魚の場合、
描くのも面倒だと思ったのかブ細工さん。
ひでえ時には女性すら
えらい事になっている博物画はたくさんある。
昔の人は本気で描いていたのだろうか。


私は酔っぱらって描いただろ、おい!と
確信している絵がある。
昔ノルウェーだかどこかの海で
捕らえられたという海のUMA。その名も

『海の修道士』

スルーパーという人がこの海の修道士について
こう書き残している。



「海はたくさんの魚をもたらしてくれるが
それは神の恵み。
感謝を捧げなければなりません。
それにしてもこれは修道士の絵ですが
これはまたなんとも不思議なことか」



その絵っつうのがコレ(筆者模写図)




















スルーパーさん、不思議すぎ。




これはタコじゃろ。
修道士ですよ。仮にも聖職者ですよ。

この手足じゃ、バチ当たりな事でもしたらきっと
タコ殴りにされるに違いない。
なんかぺらい手足だからねちっこく
ぺちぺちぺちぺち、と叩かれる事間違いない。

こんな人?にうっ叩かれた日にはうなされて熱でも出そうだ。
恐るべし、海の聖職者。


ほんでわたくしは海の半魚人でなんかごそごそ作ってみるべと
いろんなタイプをたくさん描いてみて
やはりここは先人の知恵をお借りしようと
参考にさせて頂いたのがコレである。








元々屋台漫画を昔いくつか考えた事があって
ラーメンのフェアリー、とかカレーのフェアリーとか
いっぱい考えて漫画の担当さんの
『くっだらねえ〜』の一言で没になった。
(いや、誉め言葉だがウチじゃ使えねーだろ、あんぽんたん
というコト、だそうで私はうひょひょと喜んでいた。
バカはバカで誉められると喜ぶのだ)

今もコミック部屋に置いてあります。
『フェアリーラーメン』というショート漫画...とそれはさておき。

上の半魚人(おケツにこだわる)から進化してコレ。
『海のトリトン』とか『わんぱくフリッパー』とか
見てたガキんちょが育ってええ年ぶっこいて
辿り着いた人魚がコレ。
しかも深く調べて行き着いた終着。

...ってコレ人魚じゃなくてタコだよ。





参考文献
ハヤカワ文庫 奇怪動物百科 ジョン・アシュトン著



                                   


bluemarin|Home ※無断転載等はご遠慮下さい※