日記っぽいモノ。

INDEXpastwill

お試し。
2006年03月15日(水)

今日は雑用を済ます為、
家族に頼んで実家のリビングを三時間の約束で借り、
珈琲を淹れて、お友達とお喋りをしながら、
リビングのパソコンを使って色々作業をしていた。


彼女は作業が終わったら、
歯科医院に行くと言っていた。


どういう訳か私は、小学校の高学年位の頃から、
歯科医院で整体という名目での暴力や、性的な嫌がらせを受けていて、
しかも交代しながら凌いでいたので、それでもかなり長い事通ってしまっていた。

勿論、歯科医院行きを自分で決められる年頃には、
その歯科医院へはすっかり行かなくなったし、近くを通るのも避けて、
治療が始まってからは、歯科医院自体に近寄る事まで避けていた。

そんな訳で、
私はもう八年近くも歯科医院に行っていなかった。

ありがたい事に歯は丈夫で、
歯磨きさえしていれば、虫歯の心配は無い。
歯石は定期的に自分で処理してしまう。

ただ、その歯医者に通っていた時に治療した歯で、
セメントを詰めている所が劣化する前に何とか歯医者に行きたいと思っていた。


私が歯医者に中々行かれない事を知っている彼女は、
今日行くのは私が通っていたのとは違う歯科医院だし、
一緒に行って、彼女が治療している間、待合室で待っていて、
先ず、歯医者の音や臭いに慣れるようにしてみたらどうかと提案してくれた。
大丈夫そうならそこへ通ってもいいしね、とも。

ちょうど先日、私は母と、
母の歯科受診の日に待合室まででも行って、
イメージトレーニングでもするかと話していたので、
彼女の提案を呑む事にし、支度をして、彼女と一緒に実家を出た。


歯科医院の待合室では、緊張はしたものの、私は以外に冷静だった。
院内は小奇麗で、照明も思ったより明るかったし、とてもオープンなイメージで、
待合室からは、治療中の患者こそ見えないものの、受付越しに診察室が見えていた。
私の通っていた歯科医院は薄暗く、とても閉鎖的で、“普通じゃなかった”のだと、
後で友達と話して判るのだが、この時は、この歯科医院が素晴らしいと勘違いしていた。

それでも、気を張っていた所為か、
私は歯科医院を出ると、疲れてへろへろになってしまい、
歯科医院の近くの彼女の家で休ませて貰ってから帰る事にした。


彼女の家で、少しお喋りをした後、
疲れていた所為か、すっかり気を抜いていた私は、
帰り掛けに彼女が好意で掛けてくれた、
「今日は歯医者さんも行ったし疲れたでしょ、がんばったね!」
という声掛けの中の“歯医者”という単語に反応して、
フラッシュバックを起こしてしまった。

泣いたり、過換気になりかけたりと、パニックになっている私に、
彼女は声掛けをしてくれて、話を聞いてくれたり、水を飲ませてくれたりしたれど、
頓服薬を飲んでも、脚がガクガクになってまともに歩けない状態が治まらず、
結局夜の九時過ぎまで彼女の家で休ませて貰った上、
彼女に車を出させて、彼女が母と相談した上、実家まで送って貰ってしまった。

本当に情けないし、申し訳ない。
それから、どうもありがとう。


実家に着いてからは、
疲れていて休みたかったのに、
興奮して休もうにも休めない状態になってしまって辛かった。
もう少し精神安定効果の強い頓服が欲しいと思ってしまう位だった。


今回のフラッシュバックや酷い疲れの事を考えると、
私の歯科医院受診は、思っていたよりもう少し先になりそうだけど、
自分が歯科医院でされた事をもう一度よく整理しなおしたり、
調子のいい時には、また誰かの歯科受診に同行させて貰ったり、
出来る事から少しづつやって行って、
いつか一人でも歯科医院に通えるようにして行きたいな。


2004年03月15日(月) 目まぐるしく過ぎた一日(汐美)
2003年03月15日(土) 猿のでこちん(ゆり)

INDEXpastwill

愛仁 |MAILHomePage

My追加