この世のような夢

2006年07月01日(土)




きょうはいろんなもんみた




1.

電車の中でちょっと変わった白髪老人を見かけました。
座り姿勢がジェントルマンでした(背筋がのびてた)。指にはリング。こぎれいに草臥れた(?)ネクタイをしておられました。スーツの前のボタンは二つともしっかりと留められていておしゃれな雰囲気です。

ですが・・、袖口に大きなやぶれ箇所がありました。あるいは、ポケットの下にも生地が薄くなってやぶれたとこが。スーツの縁には綻びも。でも、それらは、あて布をあてるなどして丁寧に補修されてるようでした。手提げのカバンは自作?のようです。これも、半返し縫いとかで?きっちりと補強されていました。

流行の若者ファッションを真似したわけでもなさそうです。戦時中ファッションなのでしょうか(?) 涼しげな表情からはポリシーのようなものも感じられました。浮浪者でもないようです。とてもユニークで個性的な大学の先生っぽい知的な魅力の老人なのでした。




映画の日なので映画を観ました(千円)。「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」というタイトルの映画です。ちょうど2年ほど前に亡くなった写真家のドキュメンタリーフィルムです。↓ 

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324790/


瞬間を止めると果たして永遠が写るのか?── 「瞬間の記憶」を撮る彼の何かを知りたくて観に行きました。
それについて、たとえば、女優のイザベル・ユペールは追憶の中で「彼は、動きのあとの瞬間を、聞く」のだと言っておりました。なるほど、そこは、真空ですね。
ブレッソン本人は、「目と頭とこころの照準を合わせる」と言います。目だけなら、写真は形だけの「pattern」になってしまうのだそうです。


3.

天満橋のOMMビルでやってる「古書ブックフェア」へ行きました。いっぱい本を見ました。疲れました〜(とても広い会場です)。

古本めぐりの達人でしょうか?↓ 手袋をして、手がほこりまみれにならないようにしてるのかな?






掘り出し物の本をいっぱい見つけました。たとえば、この一冊。300円也 ↓ 昭和40年・作文社 発行(いい名前の出版者だなぁ)。知る人ぞ知る東北の詩人・高木恭造さん(1903-1987)の詩集です。





タイトルもいいな。当時の彼の詩は素朴です。うち3分の2の詩は「朗読のために」と表示されていました。

彼の「わが青春のまるめろ※」↓の中の詩はいいですね。東北という風土ならではの寂寥感が漂います。東北弁での朗読がすばらしいです。

たとえば「冬の月」は以下で始まります。

  嬶(かが)ごと殴(ぶたら)いで戸外(おもで)さ
  出はれば・・まんどろだ・・お月様だ・・・



※ 高木恭造「わが青春のまるめろ / 高木恭造の世界」↓ 

http://bridge-inc.net/store/?p=productsMore&iProduct=2555


変わった本もみつけました。↓ タイトルは「虫の味」。
篠永哲(東京医科歯科大学)、林晃史(元千葉県衛生研究所) 共著




表紙には以下のようにありました。──

MENU

ごきぶり酒
ユスリカのふりかけご飯
かぶと虫の串焼き
かまきりのから揚げ
虫粥
あおむしジュース
みのむし天ぷら

その他各種料理がございます。

だってさ・・・。ぐえ。


(携帯で)この写真を撮ってる途中でおこられました。撮るなって。


4.

昨日で、一年の半分は終わった。


例年のごとく今日からあちこちで夏のファッションバーゲンが始まりました。梅田はいつもより混雑していて半ケツファッション(ローライズジーンズ)の女の子でいっぱいでした。





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