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2012年01月26日(木)
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Koji Yamamoto 35th Anniversary Live
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空気が抜けたような身体の重さ。 2日間走り回ったからなぁ。2夜連続で赤坂BLITZに通ってしまった。
頭の中に目の前に浮かぶあれこれ。 五里霧の中、無我夢の中。意味わからん。 いずれにしても空間に浮かぶ微粒子は愛だった。
もう、一生見る機会はなかろうと思っていた、 レミゼ(何で見なかったかなー) オケピ(チケット取れなかったんだもん。。。) は意外な贈り物でした。
TTBももうやらないだろうな・と思っていたのだが、再演!なのね。 私のiShuffleは代がかわろうと他の曲がどんなに入れ替わろうと、最初の一曲目は30/90。 これがなければ朝は始まらない。
後は思いつくままに。
聞くたびに思う。この人の歌好きだー。 音程がドならドの幅の中で、真ん中をつっきるわけじゃなく、斜め上あたりを揺れながら、 でも決してドの音程からははみ出さない。単純に気持ちがいい。
Godspellのメンバー。 朝陽くんのキラキラしたタキシードが決まっていた。 アフロくんはなぜか目が離せない。
35を迎え年齢期も火星に変わり、火星は蠍の21度。 サビアンシンボルが"職務に反抗する兵士"。信念を曲げず自分の道を突き進む。
今までだってそーだったように見えるが・・・と思っていたが、 Liveでの発言を見る限り、一段ギアが変わった感じ。 このままどんどん突っ走って、見たことのない景色を見せて欲しい!。
「こだわりを捨てたらRENTじゃない気がするんで」を聞いて 「こだわりを捨てたら山本耕史じゃない気がするんで」(笑)と心にこだました。
TTBの公演は9月。 ここ3年ほどは、おかしいほど水星の逆行に公演期間が重なり、 復習・反芻・再確認・提出前チェックなのねと思っていたが、今回はかすりもせず。
代わりに蠍座に火星が入っていて、ただでさえ蠍に集中している各種ネイタルに火をつけて回り、 これはもうスピード感のある熱の入った公演になること間違いなし。 もう復習は終わりっつーとこか。
新月で始まり満月で終わるのもいい。
いったん話が飛ぶ。
この間『INFERNAL AFFAIRS』を久しぶりに見た。 マフィアに潜入する警察官役にトニー・レオン、逆に警察に潜入するマフィア役にアンディ・ラウ。 公開時は圧倒的にトニー・レオンに感情移入してみていた。
まずマフィアとして生きる方が状況的にきつい。逮捕もされる。暴力沙汰にも巻き込まれる。 さらに、精神科医やマフィアの子分役との心の交流も丁寧に描かれ、 ダブル主役と言いつつ、トニー・レオンのほうが丁寧に描かれているし儲け役・・・と思っていた。
久しぶりに見て、驚いた。ま逆!!! あの時の私は子供でした。 今回はアンディ・ラウにどっぷり。
何だかんだ言って、トニー・レオン(の演じる役)は、精神科医のねーちゃんに弱みを見せられる。 まっすぐに慕ってくれる子分もいる。 別れた妻も未だに気遣ってくれる。本人の知らないところとはいえ娘もいる。 指示者ではあるものの、父親のように見守り、最後は命がけで守ってくれた上司もいる。 社会的にはきついが、情愛面では相当に豊かだ。
一方のアンディ(の演じる役)はさえざえと孤独だ。 結婚相手にすら素性を明かせない。 自分の身分を守るためにボスも裏切る。 同じく警察に潜入している同僚ですら信じられず、結局撃ち殺してしまう。
硬い仮面の下に感情を隠して、荒涼とした世界を生き続ける。 端正な翳りがぞくぞくするほど魅力的だった。
赤坂からの帰り道。 その映画のことを思い出した。
初演RENTのメンバーは皆うるうるしていて、客席もかなり湿度が高く。 山本さんは幸せそうに、そして、いつものように淡々としていた。 健ちゃんに触れる時でさえも。
役でない時に、喜怒哀楽の怒はともかく、哀やもしかして振り切れた喜も楽も見たことがないような気がする。 そういうのは自分で全部始末つけてから出てくるんだろうなぁ。 "自分の感受性くらい、自分で守れ" という詩の一節があるが、それだ。
舞台で涙を見せた彼らの人の良さも好き。 ただ、どこぞの誰かに自分の感受性を見せる気もない、そんなストイックさもなお良い。
alain
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