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2004年04月05日(月)
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細木数子。異議あり。
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最近テレビに良く出るね、細木数子。 録画してまで見ておいてなんだけど、異議あり。
凄い占い師だということは認めよう。 こんだけ儲かってるだけで凄いし、予測とか、それなりに当たってるっぽい。
男に大甘で女にはとにかくつんけんっつーのも、そういう人なんだと思えばそれまで。 女ですから。誰にだってその傾向はある。 家庭に入って夫を支える以外の女性の生き方を認めないっつーのも、まぁ価値観はそれぞれなんだからいいだろう。
が、その価値観に妙な理論武装をくっつけるところに、腹立たしさを感じるのだ。 口を開けば、東洋の思想は歴史があって深いというが、彼女の東洋言うは中国とか韓国に限られてるからだ。 お前、何処の国の人だよって思う。
彼女のお説では、嫁いだら相手の家に入り、夫方の祖霊を敬う。先祖を大切に、のご先祖様はどーやら父方だけを指すらしい。
確かに中国・韓国は父系社会ですけどね。 日本は古くは母系社会の国だったと思うのですがー。妻問婚とか知らない?
韓国と違って、日本には苗字がいっぱいある。 姓を同じくする一族は結婚できない本貫制(字が違うかも?)なんてなく、奈良時代なんて母親が違ってたら兄弟でも結婚OK。 いとこ同士の結婚は、えっと今はだめだっけ?でも少なくとも最近まではあったはず。 つまり、系図が綺麗なTree構造の父系社会になっていないということ。悪く言えばぐちゃぐちゃ。 雑婚的な祭りもかなり最近まであったしよ。
中国・韓国(ま、中国ってどこからどこだ、とか、そもそも2つの国を一緒にするなとも思うが、とりあえずそこらは置いておく。)の、文化や制度が日本に強い影響を与えてきたことを認めるに吝かでないが、そっくり同じではないはず。
日本は中国・韓国の影響だけを受けて出来た国じゃない。 大雑把に言って弥生系だけじゃなく、そもそも日本には縄文文化があった。それは南方海洋文化の色彩が強い。 でもって、そもそも南方系って、社会として母系じゃん。 東南アジアあたりでも、女子供が働いて、とーちゃんはたまにふらっと帰ってくるみたいな。 沖縄あたりでも、市場を仕切ってるのはおばあ。沖縄って縄文系の日本人の文化が色濃く残ってると思うんだ。
鎌倉幕府だって妻の実家がのっとっちゃった政権だし、戦国時代だって落城の時には妻と子供(女の子だけだっけ?)は、実家に返したでしょう? 嫁いでなお、娘は実家のものなんだよ。
寅さんだってそーだよな。 娘が家を守り、男の子がふーてんってさ。あれ、南方っぽい。
つまりはさ。 東洋です。=祖先崇拝です。=祖先は父系です。=父系の根っこが無い人は不幸です。 細木数子の論旨の=の矛盾にいらいらするのだ。
グローバル・スタンダードです!みたいな外国好きな人は何時の時代にもいるもので、父系主義ってつまりは外国が一番って人が蒙昧に持ってきた一昔(というには昔過ぎるが)前の外来の思想に過ぎないと思ってる。 魂が入っていない上っ面な思想って感じ。
だから最近崩れてきてる。女の子の出生を望む親や、老後、近くに住んで欲しいのは息子より娘っていうのは、土着の日本の文化が、踏まれてなお生きてた雑草がむくむくと頭をもたげてきてる絵を想像させる。
祖先崇拝はいい。 身体は魂の入れ物に過ぎないのかもしれないが、それでも長らくお世話になってるからだを作るDNAを運んできたご先祖様、思考の癖とか家に伝わる文化、それが餅の焼き方程度であっても、つなげてきたことに、頭を垂れる気持ちはある。
それが父系とイコールで繋がる事が???である。 で、さらにそれが東洋思想と言われると、裏拳張りたくなる。 それは東洋思想じゃなく、中国思想だろう。それとも日本は東洋じゃないのか? もしくは、なぜに中国という外国の思想をまるまる受け入れなければならんのだ。日本には日本の文化があるやろ!
と、いいつつ。見ちゃうんだけどね。 「墓参りには白い菊持て。」とかTVで言ってると、白い菊、白い菊を持て〜!と花屋に駆け込むし。
使えるものはなんでも使うさ。そんなもんで運が良くなるならやってみて損はないからね。 彼女の論は間抜けだが、ご託言はお金がかかったり、面倒くさくなかったら、やってみる。 占ってもらう気はないが。 高そうだし。偉そうだし。反論しちゃいそうだし。
alain
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