−美翔's Diary−


2011年03月15日(火)
信じてる。(14時55分追記有)

スカイプと携帯電話で東京や北海道の友達と三者通話しながら色々と情報収集・交換してたり、安否相談ダイアルに掛けてみたりしてるけど繋がらんくて…15日09時現在、未だ宮城の友達とは連絡が取れません。
…でも!ちょっとだけ希望が見えた気がする。

彼女の居住地近くの避難所を何ヶ所か検索して…やっとの思いで1ヶ所だけ繋がったんよね。
彼女と旦那さんの本名と年齢を伝えたあと10分後に掛け直して下さいって云われて…掛け直した時もなかなか繋がらんかったけど、暫くして繋がった時に、名簿を調べたり避難されてる方に聞いて回って下さったらしくて…。
結局、彼女と旦那さんはその場所に居なかったけど…応対して下さった男性が、『その住所なら此処よりも、もう1つの場所に避難されている可能性がある』って、その場所の連絡先を教えてくれた。
何かね、名前は訊けなかったけど…美翔達の想像をはるかに超えて大変なはずやのに、凄く凄く丁寧に対応して下さったのん。
『町はどのような状況ですか、皆さんご無事ですか…?』って聞いたら、『電気・水道・ガスやなんかのライフラインは全く駄目、水害は無いけど道路がひび割れてたり陥没などがある、家屋も壁が崩れたりはしているものの倒壊などの被害の報告は受けてない』って。
『町の人が1軒1軒見回ってるけど、死亡者や行方不明者が出ているとの報告も受けてない』って。

『大変な状況の中、有難うございます。遠い土地で今は何も出来ませんが、1日も早い復旧と安心して暮らせる日が訪れる事を願っています。お身体に気を付けて頑張って下さいね?』っていう感じ(関西弁になってたけど)で伝えたら、『有難うございます!頑張ります!』って。。。
頑張ってる人に『頑張って』ってなんて、本当は云いたくないけど他に言葉が見付からんくて…でも、返してくれた言葉に逆に美翔の方が元気付けて貰った。

教えて頂いた避難所にも繋がらなくて、まだ連絡は取れてないけど、

『死亡者や行方不明者の報告は受けていない』

この言葉を信じて、待ってる。
未だ安否の報告がないEternal voyageの参加者様の無事も、信じて待ってる。…待つ事しか出来ないのが歯痒いけど…。

今、美翔達が出来る事って何かないのかなぁ…。
ほんと微々たるものだと思うし自己満足みたいなものだけど、節電は続けてるさぁ…。

…ちゅか、オカンの体調を見つつ家事したりなんかの合間だけど、少しでも情報を得る為にテレビやネットでニュース観てたら…イライラさせられる事ばかりだよね。
ネットでも義援金を募る詐欺サイトを作ってるヤツとか、デタラメの情報のチェンメを流すヤツとか…ほんと地獄に堕ちれば良い。
石原都知事のあの酷い言葉も絶対に赦せない。

一部のテレビ局では、こんな時にそれをする必要があるの?なんて事とか…失言とか、一生懸命頑張ってる人達や動物達の姿を、"お涙頂戴番組"みたいに仕立てた映像を流したり…。
大切な人を喪った人達に根掘り葉掘り心境を尋ねたりさ、そんなの聞かんくても解るやん。ほんとデリカシーの欠片もない。

全国に状況を伝える事は重要な事で、それでテレビの前に居る人はどう動くか判断出来る事もある。
…けど、未だ瓦礫の下に取り残されていて救助を必要としている人達が沢山居る中で、マスコミのヘリが空を飛び交ってて…。
その音で、助けを求める声が掻き消されたりしてないか…命を懸けて救助活動や復旧活動をして下さっている人達の邪魔をしていないか…とか、凄く不安になる。

孤立した避難場所を空から映して、『食料と水が不足しているようです!』とか云うてる暇があるなら、其処に何か救援物資を運ぼうと思わんの?とか。
それを出来る場所に居て、それを出来る状況にあるのに…何で!ってモヤモヤするのは、ただ、美翔がテレビで観てるだけの安全な場所に居るから…なのかな…。

−14時57分追記−
宮城の友達からも、無事との連絡が来ました!!!!
その前に北海道の友達に連絡が来てて、安否報告と伝言を受けてたんだけど、公衆電話に並び直して美翔にも電話をくれたみたい…他の人達にも連絡したいだろう状況なのに…こんな時なのに、何て律儀なのあのコは…!!
旦那さんとも合流できて、ご両親もペット達も無事との事でホッとしたさぁ。
…ただ、ライフラインが駄目で食べものとかもギリギリらしいんよね…。
なんとかならないかなぁ…何か、チカラになりたいよ…。
あー…もう!兎も角、声を聞けて本当に良かった…!

あとは安否の報告のないEternal voyageの参加者様全員の無事を願うばかりださ…。