陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2011年03月24日(木)      おじゃん

被災地との通信もだいぶ復旧しつつあり、釜石の従兄弟
から細かい状況が伝わってきました。女房の親類は自宅
に戻ることができたらしく、ライフラインも徐々に回復し
て、物やガソリンは不足しているものの一応の生活は
できているらしいです。

 画像は従兄弟の自家用車、津波で流さ
 れ何か重機のような物の上に乗っかっ
 てしまったとか、見たところ大きな損傷
 が無いので、復旧工事の人に降ろして
 欲しいと頼んだら、重機の上のは駄目
 だと断られたらしいです。何で駄目な
 んだと憤懣やるかたない様子でしたが、
 首尾よく降ろせたとしてもボンネット
の中にまで海水が入ってしまって、電装品が壊れてし
まっているのではないでしょうか。

物は諦めが付くことでしょうが、色々な思い出や苦楽
を共にした相棒の無残な姿に心は痛んだことでしょう。
でもまだ、これくらいならいいほうだと思わねばなります
まい、家も何もかもを失った方の喪失感は想像するだ
に過酷です。何だか 『物』 に執着するのがつくづく
ばかばかしくなってしまう気分です。

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