今年の正月もいよいよ 『みそか』 となりました。 そんな今日、午前中用足しに外出して昼前に戻ると市場 にお蕎麦が一人前余っていました。ちょっとした手違いで お客様にお出しできなかった分であるとか。もうすっかり 伸びていましたが、手ずから打ったかわいい麺たちをみす みす廃棄するには忍びなく、私がお昼にいただきました。
とは言え、私はノビた麺は好物です から仕方無しに食べたわけではなく、 いっそ喜び勇んで貰い受けました。 画像ではわかりにくいですが、この お蕎麦、全体が箸で持ち上がるほど 時間が経っています。寒かったので
かけのつゆを拵え、利尻のとろ昆布 を乗せて食べました。言うまでも無く 美味でした。いかんせんお蕎麦の香り は乏しくなってしまいますが、きちん と打った麺は時間が経っても旨いです。 一昔前のお蕎麦屋は出前が当たり前 であったため、そういったお店の職人さんたちは時間が経っ ても美味しいお蕎麦を打ったのだそうです。具体的にどの ようにしたかは不明ですが、職人の意地を見る思いです。
立春を目の前に控え、寒の時季も終わりかと思うと喜ばし い限りですが、北陸では記録的な大雪が続き、関東では 乾燥した日が続いています。火事、流感等々悪いニュース も多々聞こえてきます。どうぞ皆様、火の元と、インフル エンザの予防には何卒ご留意願います。
のびもりそば
のびかけそば
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