降り返ってみると今年は親類の 葬式、法事が多い年でした。既存 の信仰の型に嵌った儀式は嫌い ですが、神式でも仏式でも基督式 でも真摯な気持ちでお別れや回顧 する場は、良いものだと思います。 私はそういった場に出ても、やはり霊などというものの存在 は否定的に考えていますので、帰宅しても塩で清めることは しません。せっかくきちんとお別れしてきたのに塩をまかれ るなんてのはいかさま剣呑です。更に言えば法事を機に親戚 と邂逅できるのはとても喜ばしいことで、年季の入った法事 などは悲しさを吹き飛ばすほどに楽しくて仕方ありません。 既存の信仰宗教を否定する気持ちはさらさらありませんが、 来年はなるべく自分らしい哲学を深めたいと思います。
今日は西暦日付の8桁を1つずつ足すと丁度10になります。 一年の仕舞いの日がこじつけでも割り切れると何だか良い 気分です。世の中割り切れないことばかりですが、来たる 新年が皆々様にとりまして素晴らしい年になりますよう、 陶房かまなりや一同、心中よりお祈り申し上げます。
早々咲いた和水仙
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