陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2010年02月11日(木)      りゅうかくさん

 月曜以来咳が続き、常備薬の龍角散を
 鯨飲していたら元より少なめだったもの
 をきれいに飲みきってしまい、こりゃあ
 いかんぞと新しい物を買いに走りました。
 ずいぶん久しぶりに買うのでパッケージ
 くらい変わっているかと思ったら全く旧の
ままで驚きました。調べてみたらこの薬は古く江戸時代から
秋田は佐竹藩に伝わる家伝の秘薬であったらしく、その当時
から龍角散の名で服用されていたという由緒ある物らしいです。
早速新しいものをバサバサと飲んでいますが流石に新物は味
がいいです。粉臭さがなく、スーッとした爽快感が長続きします。
おかげで今日は随分と咳も静まり楽になりました。

こうして2つ並んだ新旧の缶を見ていると、永年愛用して色褪せ、
所々へこんだ古い缶には言いようのない雅趣があります。使い
込んだジッポーライターを見るようです。新しい缶はピカピカと
光って誇らしげですが、この使い込んだものの良さが日本人
好みの 『侘びた』 風情といったものではないでしょうか?

たかだか薬のカンカンに物思う紀元節(休肝日)の宵であります。

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