『人間は好戦的である』 疑いようのないことだと思います。 悲観的ですが、世界から戦争がなくなることは限りなく不可能 に近いとも思います。けれども模索し、希求し続けるべき人間の 生きる上での一つの大課題だとも思います。動物は押しなべて 腹が一杯で、繁殖がうまくいっていれば必要以上の殺戮はしま せん。しかし人間はどうもそう単純ではなく、足ることを知ら ない生き物のようです。
そんな一見救いようのない人間でも 音楽という文化を持っていることは、 誇ってよい叡智の一つでしょう。文学 も美術も素晴らしい文化ですが、その 伝える力において音楽は他を上回る ように思います。一人の歌声が万人を 幸せにし、聞いている人に瞬時に感動を伝えます。その浸透力 は美術のみならず文学をもはるかに凌いでいます。そして音楽 の本義こそは 『ラブ&ピース』 に尽きると思います。
語学も数学も政治も経済もとても大切な学問ですが、もっと 人は音楽を習得すべきではないでしょうか。いっそ主要教科と して楽器を必修するというのはどうでしょう。鍵盤でも弦でも 太鼓でもきっとそれは精神の良き伴侶となって人を支えること でしょう。戦争はなくせなくても争いは少し減るのではないで しょうか?そんな単純な問題ではないとは重々知りながら、 小さな糸口にでも手を伸ばしたくなる戦後64年目の夏です。
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