生憎の曇り空で横浜新井町では日食が観察できませ んでした。でも、そんな日食の日に太陽と知恵の結晶 『くさや』 を頂戴しました。新島産アオムロアジです。
塩も水も貴重であった時代の苦肉の 策がくさや干物の嚆矢と聞きますが、 今やこの発酵食品は日本の立派な食 文化であり、西欧のチーズや北欧の シュールストレミングに負けない保存 食です。飽食の時代という言葉すら 古くなって、保存食など食べなくとも 良い時代ではありますが、食は天然 資源の無償の恩恵であることを肝に銘じ、一木一草も 無駄にせぬよういただくのが本義と心得、このアオムロ のくさやで今日はお燗でもいただきましょう。夏の 草臥れた胃腸のメンテナンスには持って来いです。
太陽を思う日にくさやの干物で晩酌。 げに 果報です。
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