陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2008年10月13日(月)      う た

歌を聞くとき、詩をよーく聞きます。勿論、作曲や編曲が総合的に
成り立ってこその楽曲だとは思いますが、私個人は詩から受ける
感動がまず先に立ってしまうので、聞くという行為は 『読む』 行為
に近い感覚で脳に吸収しています。

 最近、『水中メガネ』 という曲にとても好意
 を寄せています。Chappieという人が唄って
 いるマイナーな楽曲ですが、作詞が松本隆
 作曲が草野正宗という異色のコラボ作品で
 松本さんの秀逸な詩に草野さんのまったり
 としたメロディーが実に良い相性で乗ってい
 ます。YouTubeには草野氏本人が歌ったこの
 曲がアップされていて聞くことができます。
それほど難解な曲ではないのでコードを拾ってギターを弾きながら
歌ってみたいなあと思っています。 が しかし、草野さんのオリジナ
ルのキーではあまりにも高いので、そのキーから3度ほども下げて
コードを割り当てるのが中々に難儀ではありますが・・・

綺麗な詩に出会うと日本語はなんて美しいんだろうとあらためて感じ
入ります。最近の若い人たちの楽曲は、日本語なんだか英語なんだ
か不明なものが多く、それはそれでイカスものもあるとは思うのです
が詩という文芸として鑑みるに稚拙な作文程度のものが多くて嘆かわ
しいかぎりです。詩は短い文節の中にいかに感情や叙情を込めるかが
腕の見せ所です。携帯電話などで毎日誰もが文章を作る時代なのです
から、一字一句をぞんざいにせず、美しい日本語を使いたいものです。

YouTube 水中メガネ http://jp.youtube.com/watch?v=mg_FObcRsC4




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