先だて伺った銀座での作品展 『南正彦絵画展記憶ノヲト』 で 購入した南さんの絵が届きました。小品ですが、モノトーンの 絵には重厚感があり、早速、芋乃市場の壁に飾りました。
タイトルは 「ほとり」 どこかの湖の 畔のようにも見えますし、大きな河の 岸辺のようにも見えます。記憶ノヲト と冠された作品展だけあって、作品は 全て心象スケッチといった趣でした。 画材は鉛筆と木炭、画布は和紙です。 この作品 「ほとり」 は鉛筆で書かれています。今回の作品は どの絵もどこかで見たような懐かしさを覚えるものが多く、作家 である南さんと、その絵を見る人が、何がしかの記憶の共通点を 垣間見るような展示でした。痛みや、刺激に訴えるような作品は 無く、初個展ということもあり、作家さんのお人柄が素直に抽出 された良い展示だったと思います。
南さんとは茨城修行時代から親交があります。中々画家としての 活動を始めないので外野ながら少々じれったく思っていましたが、 いよいよの始動にたいへん嬉しい思いです。
今後の益々のご活躍をご期待申し上げます。
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