陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2007年11月03日(土)      しょーわ

金曜ロードショーでやっていたので、つい、観ちゃいました。
『ALWAYS・三丁目の夕日』 良い映画だな、と、思いました。

 昭和30年代後半生まれで、ガキの時分か
 ら拗ねていた私はあの時代を回顧するのが
 嫌いです。然し乍ら案外面白くこの映画を
 見ることができたのも、映画の設定に近い
 時代に東京の町で暮らしたことがあるからで
 しょう。いかんせん、出演者たちが小綺麗で
 垢抜けているのが気障りでしたが、上手く演
 じていたと思います。今はもうすっかり変わっ
た昭和33年の東京の町を描くのにCGを使い、シネコンという
ハイテク劇場でそれを見、インターネットのサイトに感想を
書いたり、家庭の大画面テレビでメイキングのDVDを見る時代
になっても、東京にはあの頃と変わらぬ夕日があるはずです。
それを懐かしむだけならあの頃の映像を紐解けば良いわけで、
あえて映画にまとめたのは、あの時代の横丁にあふれていた
『人情味』 を思い出そうよというメッセージでありましょう。
映画の中では小さな事件を大げさに描きながらも一人一人の
心の有りようを丁寧に描きます。オーバーアクトな演技も目が
慣れれば漫画である原作とのギャップも気にならなくなります。

江戸も明治も大正もそして昭和も、否応なく風化していきます。
あの時代に戻ることはできません。でも、江戸の心意気を、明治
大正の気骨を、そして昭和の根性を、日本人として忘れないよう
にしたいものです。  ちーっと続編が楽しみであります。




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