陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2006年06月15日(木)      共感覚

昨日、W杯のスペイン×ウクライナをテレビ観戦していたのですが、
後半の早い時間にウクライナ守備陣の不用意な反則から退場者が
出て、挙句P・Kを決められ3-0となったところで倦んでしまいました。
その後ニュース番組を見て、「さあ寝るかな」とテレビのリモコンを
手に取ったその刹那、選局のボタンを押してしまったものかチャンネ
ルが変わりました・・・そこで、奇天烈な番組に遭遇しました・・・

面妖なセットに、司会者と2人のレギュラー出演者らしき魁偉な人物、
そしてゲスト・・・和服の柔和な顔つきの人物がゲストのオーラなるもの
を色で解説し、もう一人のレギュラーが相槌を打つ。ゲストはいちいち
頷き得心する様子、しばらくの問答のあと、和服がゲストの前世を霊視、
「あなたは江戸中期の商家の番頭でした!」とのたもうたのを聞いた
ときには思わずのけぞりました。さらにもう一人が「米屋ね!」と
きたから堪らず、口にしていた焼酎をふきだしてしまいました。

深夜の番組というものはこういったものかと微笑ましく見ましたが、
夏が近くなるとこの手の怪異な物が世を憚るのは昔も今も変わらない
ものですなぁ・・・

 不思議に思ったのは『オーラ』というものです。
 なにやら『魂』や『気』のような訳をされるものの
 ようですが今ひとつ判然としません。色で解説され
 ていましたが、観念的に過ぎて理解に苦しみました。
 そこで調べてみると、やはり一部の人が使う言葉で
 今だ疑似科学の域を出ない概念のようです。

私にはそれは見えないので、学問として成熟し科学的な裏付けができる
まで待って解釈を試みるのが得策であろうと考えますが、あるサイトには
『共感覚』の一種として捉えている記事がありました。人の脳の働きで、
音を聞いた時に色を同時に感じたり、五感の一つが他のものと連動して
認知されることがあり、これを『共感覚』と呼ぶのだそうです。
ある人の声を聞いたり、面会することで色を感じたりするのも、こういっ
た能力と解釈すれば、能力者がそれをして『オーラ』と名付けたとしても
理解にやぶさかではありません。

でもねぇ、前世が江戸の米屋の番頭てぇのは、
いささかワルノリしすぎじゃあないでしょうかねぇ・・・
洒落としてはバツグンでしたけどねぇ・・・




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