滋賀の友人が『近江の特産品』をたくさん送ってくださいました。 佃煮・甘露煮・鮒ずし・蕎麦粉・朝宮茶・・・どれも抜群に美味いものばかりで、 感謝しながら少しずついただいています。そんな荷物の中にオリーブオイル が一本入っていました。近江の特産品とオリーブオイルのギャップに「はて?」 と思いつつも「お勧めの逸品です」というお手紙に背中を押され乍ら味見を してぶったまげました。 美味い! 旨い! ばりくそおいしい!
奇麗な黄金色、奥深い香り、とろりとした濃さ、口当たりはふっくらとして、 風味がふんわりと口中に広がり、雑味の無い後味が舌の付け根に快感を
残して喉を通っていく馥郁とした良品です。この美味しい オリーブオイルはポルトガル産の物でした。その名も 『Casa Grande(カーザ・グランデ)』エクストラバージン オイルです。野菜にかけて食べてみましたが、とても合い ました。また、フランスパンにつけて食べてもみましたが、 バカうまでした。きっとソースに使ってパスタにかけても 間違いの無い美味しさを発揮してくれることでしょう。
この品物は、送ってくれた滋賀の友人の知り合いで、ポルトガル食材を 取り扱っているお店『Boa Boca(ボア・ボッカ)』で直輸入している品物だ そうです。オリーブオイルといえば我々はまず、イタリアを連想します。 そしてグリーンオイルといえば、すわトスカーナ地方を想起します。 気の利いたデパートでもオイルは概ねイタリア産の物が主流です。
日本人はまだまだオリーブオイルについては無知ですが、味はわかる ようになってきたと思います。こういった良品を広める人たちがどんどん 増えていくことは素晴らしいことであると思います。ひいては食を通じた 文化交流の糸口になっていくのだと思うと、堪らぬ幸福です。
丹田いづみさんのお店 『ボア・ボッカ』 http://www.boaboca.com
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