各地で大雪になっている今年はやはり異常な気象状態なのでしょう。 東京生まれ、横浜育ちには雪かき、雪おろしのご苦労はいかばかりか 想像もつきませんが、ニュースでうんざりしているご様子を見る限り、 そのご苦難はそうとうのものであろうこと思います。
この画像はおととしの暮れに降った雪を撮ったもの ですが、江戸者には、たまさか降る雪がめずらしく、 何やらワクワクとするものです。しんしんと降る雪を 見ていると心が静まります。津軽では音も無く降る雪 を「のつのつと降る」と言うそうですが、いかにも 妙味のある表現で、雪国の風情を感じます。
このへんでは今年はいまだちらちらしか降っていませんが、いざ降れば 雪に弱い都市部はいっぺんに麻痺するのが目に見えていますから、時な らぬ大雪などが降らぬよう祈るばかりです。でも・・・都合の良いことを 言うようですが、ちょいと積もるぐらいの雪を眺めながら燗酒を飲む 風流は、この時季に一度くらいはあってもいいなあと思います。
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