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★★★
えるたんにおやつをあげたい。 そのへんの公園で鳩にえさやる感覚で、毎日ちょっとずつ触れ合って、少しだけおやつをあげたい。 鯉のエサみたいに、ワタリからそれを買ってもいい。制限時間も受け容れる。 みんながえるたんにおやつをあげたがるから、いつもえるたんはおなかがいっぱいで、 だから私の番になるといつもそっぽを向いてパソコンや資料を眺めてて、ちっともおやつを食べてくれなくてもいい。 そのまま10分が無駄に流れ、ワタリに「時間ですよ」と言われてもかまわない。 でもいつか、晴れた日曜の朝に、わたしの手からドーナッツを受け取って欲しい。 とにかくえるたんにおやつをあげたい。
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