d a y s*
photo & text by tomoko

* 2007年05月04日(金)
 『舞台・笑の大学』


昨日丸洗いしたシロタンは、カビが生えるといけないので今日も陰干し。ふっかふかになったとこでこっちも洗ってふかふかになった着ぐるみを装着。チークもさして出来上がり〜。

さて今日はWOWOWで『舞台?笑の大学』を観ました。2人劇の主演は検閲官:西村雅彦さんと喜劇作家:近藤芳正さん。三谷ワールド炸裂のお話でした。劇中、近藤さん演じる椿さんの言葉、検閲官向坂さんの言葉、すべてが三谷さんの思いのような気がします。ていうか、そうだろうけど(笑)。笑いを得るためだったら話に無理があってもいいのか、そこに出てくる人物に背景はなくていいのか、そういうものなのか? とか、ね。三谷さんの書く脚本中の人間って、いわゆるキャラが立ってる状態なんだよね。ひとりひとりが(それがどんな些細な役であっても)「そこに生きる一人の人間」として存在してる。奥行きがある。
『新選組!』があれだけ面白かったのも、あれだけいる隊士、勤皇志士、街の人々全員の背景がしっかりしてたのが大きいと思うんです。その人は普段どういった行動をとるのか、どういった思考の持ち主なのか、生活環境はどうなっているのか。ひとりの人間に焦点を当てた時、そういったことまで想像してあれば、無理のない展開、突発的ではない行動に繋がるのでしょう。
それにしても……西村雅彦あなどりがたし。この人ってほんっとうに役者だなって思う。間の取り方、会話のテンポが絶妙。笑わないのに実は面白がってるよってのをちょこっとした動きで見せている。多分、実際の舞台を観たらこの人から目が離せないだろうなあって思いました。

『舞台?笑の大学』の後続けて英国公演までの様子、さらに『映画?笑の大学』があったんだけど、英国公演の様子と映画の途中までで挫折。舞台版観た後でごろちゃんじゃあなあ……ってちょっと思っちゃいました。そんなんで映画版はまた気が向いた時にでも。




INDEXPASTWILL
トモコMAILHOME

My追加