d a y s*
photo & text by tomoko
* 2006年12月29日(金) |
『ニューヨークの恋人』とか |
これはWOWOWでなくてBS2。昨日の放映です。こういう白馬に乗った王子様(このお話はそのまんまそんなシーンもあるし/笑)的ラブストーリーって、女のコにはたまらんと思う。あり得ない話だし現実離れなんて言ったらタイムスリップっての自体がそうなんだけど、そういうの別として。古臭くて形式ばってるけど、決して不愉快な思いをさせることがない男の人の振舞いってのは嬉しいものじゃないですか。
125年前のニューヨークから2002年のマンハッタンへ来てしまった公爵レオポルドをヒュ−・ジャックマン。恋愛なんてちっとも私を救ってくれなかったとばかりにバリバリ働くキャリアウーマンなケイトをメグ・ライアンが演じてます。メグは強気なんだけどホントは傷つきやすいのよって役が似合うよなあ。ヒュー・ジャックマンは……『ヴァン・ヘルシング』とか『Xーメン』とか普通の人間(笑)役を観たことがないんだけど、「公爵」の気品漂う王子様がぴったりでした。「焼きたてブリオッシュにバターとマーマレード」とか「マスカルポーネとイチゴのトースト。飽和脂肪酸が少なくて体にいい」と言われれば私も朝そんなん食べたいわと思ったよ。美味しい食べ物を食べることは大切だって言われるたびにその通り! と、違うとこで納得しつつ、彼のまなざしやきれいな言葉で諭されたら「毎朝そうしますとも!」ってなるわなと思いつつ。…飽和脂肪酸が少なくていいんだったっけ。不飽和脂肪酸が多くていいんだっけ。どっちか忘れちゃったけど。
私としてはラブストーリーのストーリー的な部分よりも、ケイトの元恋人スチュアートの時間についての見解が興味深かったです。色を認識出来ない犬に虹を見ることが出来ないように、人は時間を見ることが出来ない。超高速列車に乗っているせいで風景が高速で流れて形を留めないから見えないのかもしれない。ってなくだりになるほどなあって。その時空論はともかく「ぼくたちは虹を見ることができない犬なんだ」って言葉がね、なんかこう、残ったというか。
有り体に言えば、存在が見えないから認識出来ないままでいて、それで無碍にしてるとしたらそれはもったいないことなんだろうなと。見えなくても見えてても大事にしないといけないものってのは思いつくだけでも多々あるんだけど、見えないから後回しにしてしまうことってやっぱりあるからなあ……。
と、そんなことを思ったのでした。
師走を師走らしく走るどころか、ひっそりノロを頂いて苦しんでおりました(笑)。いやー……カキであたった人の気持ちが理解出来た気がするよ。そう言いつつも、復活していきなり刺身とか平気で食べましたが。ピンピンしてる自分の胃腸、実はものすっごい頑丈なんじゃないか。
■メモ残り
・リッチ−犬コロ/AXIA水ばしゃばしゃ
・バンプのK
・炎のゴブレット
・さようなら、わたしのジゴ
・コンスタンティン
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