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photo & text by tomoko

* 2006年08月06日(日)
 F1・ハンガリーGP決勝


今季初、天候の悪い中でのレースになりました。雨が降ると速くなる、というより、雨が降ってもコンスタントにポテンシャルを維持出来るドライバーっているものです。それが本物なんだけど(笑)レース経験がものを言うっていう点で、3番スタートのバリチェロにちょっと期待しつつ迎えたハンガリーGPでした。
スタート直前の動きは……13番グリッドだったクリエンがピットスタートになったので、14番のバトンから22番のアルバースまでが1つずつグリッドが上がりました。

決勝スタート前の雨で路面はすっかりウェット。なのでウェットタイヤ。暑い、と踏んでたはずなのでタイヤ性能のうんぬんにも差が出てくるんだろうなーと。気温の低かったオーストラリアGPでのブリジストンタイヤのひどいパフォーマンスを思い出しつつ始まり−……ダウンタウンのはまちゃんがいてびっくり! F1を生で見るのは初めてっていうはまちゃんの緊張ぶりがおもしろかったです。ブリアトーレとすかーってすれ違って西岡くんに「今ブリアトーレとすれ違いましたよ!」って言われて「えっ?」、バーニーの後ろ姿に「あの頭白いおっちゃんが?」ってびくーびくーしてて笑いました。新鮮な反応だな! ピットレポータ−だったけど久し振りに伊藤さんがいたし、解説は森脇さんだったし、私的にはとても良い感じの実況陣でした(笑)でも今回カットが多くてなんじゃー! とも思ったよ。以下メモより。

・スタート。バリチェロがやっとスタートに成功!(笑)マッサ躱して2位。兄は第1コーナー抜けるまでに5位に浮上。左近くん今回もファーストラップでコースアウト、リタイア。「接触ではありません」とのコメント。
・2〜3周目。兄4位。フェラーリのマシンが伸びない。やっぱタイヤ? 反対にアロンソは勢いがある。テイルトゥノーズ状態が何度か続いた挙げ句、兄をパスして4位。その間にウェバーがリタイア。
・5周頃。マクラーレンのマシンが安定してる。キミ速い! 軽いのかな。勢いのまま、デラロサがバリチェロをオーバーテイク。びっくりのマクラーレンワンツー体制。雨降ってきた。
・6周目。バリチェロピットインでタイヤ交換。アロンソ3位。
・7周目。兄、相変わらず伸びない感じ。(この時点でマッサはかなり順位落としてる)13番グリッドスタートだったバトンが第1コーナーのインから兄をパス。4位。
・8周目。クリエンリタイア。
・CM明けたらいきなり14周目なんですけど!
・16周目辺りから各チームピットイン。そんな中、第1コーナーで兄をアウトからオーバーテイクしたフィジケラのマシン、リアタイヤが兄のフロントウイングに接触。ウイング半分もげちゃった……。
・17周目。キミ、バトンピットイン。タイムとか様子とか兄のピットイン風景で出なかったけど、何ごともなく出ていったみたい。フェラーリさんのピットワークすげーよ。ウイングとタイヤ交換して燃料積んで12.6秒。どこかのチームクルーは勉強に行くといい。
・この時点で1位アロンソ、2位キミ、3位フィジケラ。
・22周目。雨が上がってラインも乾いて来ている。知らないうちにニコとフィジケラがリタイヤ。ニコはともかくフィジケラは3位で走ってたのに、誰も何も触れないのはなんでだろう。
・23周目。兄vsラルフが久し振りっぽく兄弟対決している後ろにルノーの青い車体が……。アロンソどんだけ勢いあんのやっていうよりフェラーリが遅いのか。
・26周目。キミ、リウッツィに突っ込む。うわーマシン派手に壊れたーサス折れとるわー。で、リタイア。何も言うまい。2台ともリタイア。セーフティーカー入る。
・30周目でSC解除。兄がスピンしたりしてる。やっぱタイヤなのかな。
・37周目。クビカがマッサをきれいにかわして8位へ。どうしよう。クビカ、安定してる上に速さもあるわ(笑)
・43周目頃。ラインがすっかり乾き始めてフェラーリが調子を戻してきた。速い。兄、ハイドフェルトをかわして5位浮上。
・46周目。アロンソを追う2位のバトンが2回目のピットイン。タイヤはウェットのまま。3位のバリチェロをどんどんと追い上げていた兄もピットイン。こっちもタイヤそのまま。
・50周目。アロンソがピットイン6.4秒。ドライタイヤに交換して出たけどふらふらしてる。その間にバトンがトップに。……バトントップ? うわホントにトップだ。
・51周目。デラロサピットイン、ドライに交換。
うわアロンソクラッシュした。リタイアすんの初めて見た。(ドライブシャフト=エンジンのパワーをタイヤに伝える部分、の破損だそうです)後ろ姿凹んでんな……
・52周目の時点でトップがバトン、2位にハイドフェルド、3位の兄がすげー勢い。ワンツーのメンツが新鮮だな……
・54周目。2位との差に数十秒の余裕があるバトン、ピットインでドライに交換。6.1秒。トップのままコースに戻る。ハイドフェルド、マッサもピットイン、同じくドライに交換。この時点でマッサは8位。
・62周目頃〜。兄だけウェットのまま走ってる。デラロサのまくりっぷりが凄まじい。タイヤ限界だろ。フェラーリのストレートでの加速はすごい。伸びる。加速勝負じゃマクラーレンは勝てない。でもデラロサはここで抜くしかない(ホームストレート〜第1コーナー)。あと1歩が詰められん。スト−レートで抜くの無理だからどっかコーナーで……と思ってたらデラロサ、兄をかわした! この人冷静だな。デラロサ2位。
・67周目、兄スローダウン。どんどんとスローダウン。その間にトゥルーリがエンジンブローでリタイア。兄、どうにかピットには戻るもリタイア。

今回のキミのクラッシュはまあ、運がとかいうよりお前ツッコミはや過ぎ。って感じですね。いやリウッツィのボケが早かったのか(苦笑)彼のレースが終わった瞬間、ふと頭をマンセルの姿がよぎりました。もしかしてタイプ似てる? とりあえず突然レース終わっちゃうからびっくりさせられるって面はそっくりだ。
アロンソを少しでも憐れんだ自分がバカだった、なんて、彼がリタイヤするまでは思っていたんだけど、やっぱり憐れんでみました(苦笑)。兄もなんだかな……ただ二人とも、マシンへの負担はめちゃくちゃかかってたと思うので、そうしてそうしなきゃ上がっていけない位置にいたので、こうなることもアリだったかとも思います。レース展開としてはおもしろかっ……いや。ある意味予想通り、か。ルノーとフェラーリはマシンポテンシャル考えれば上がってくるの当然だったもんな。だから、後方スタートの追い上げで健闘だったのは優勝したバトンなのかなと思いました。3番グリッドスタートだったバリチェロが4位だったこと考えてもね。まーしかし今回、1〜5位までがタイヤ、見事にミシュラン勢だな。

表彰台の3人の顔並びがとても新鮮でした。みんなぽちんてしてて可愛くすら見えました。が、バトンがヒゲヅラでびっくりしました。ヘルメットとった瞬間の顔に「ヒゲ!」って思わず呟いたよ。君が代が流れるのも新鮮だったなー。ともかくバトンは初優勝おめでとうでした。




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