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photo & text by tomoko

3回目で最後になる万博へ行ってきました。
お昼から入場したのですが前回よりは人が少なかったみたいで動きやすかったな。北ゲートも空いていて、待つこともなく入場出来ました。お天気もよく晴れて暑かったんだけど。秋めいた風も吹いていて気持ちよかったよ。でも暑かった…(笑)

先に入場していた会社の同僚2人とグローバルコモン2で合流。つつじ池にいた大量のどでかいウシガエルのおたまじゃくしをしばらく観察。(笑)ウシガエルのおたまじゃくしってでっかいよね〜実家の方はウシガエルっていなかったので、初めてその鳴き声を聞いた時には「虫…じゃあないよな?」と驚き、初めてそのおたまじゃくしを見た時には「なまず?」と思ったものです。
その後、「サツキとメイの家」を外から観るためにてくてく。
ここいらは万博会場のにぎやかさから少し雰囲気が違ったなぁ。のんびり森散策の気分。「サツキとメイの家」は入ることは出来ないから離れた場所から外観だけ観たわけだけど、赤い屋根が見えた瞬間に口を出た言葉は「あ〜…あそこに住みたい。」だったよ。日本家屋と洋風家屋がくっついた懐かしい雰囲気がそう思わせた。縁側でころころしながらおうちの前のひょうたん池を眺めて過ごすスローライフもいいなと(笑)家の周りは何もないから、夜になったらきっと真っ暗。「いかにもヤツら(トトロ)が出そう」とか「トトロとモリゾーは同じ種類だよ。間違いないね」とか森の住人について想像したりした。
その後グローバルコモン3のヨーロッパエリアへ。相変わらずドイツ館だけずば抜けての人の列。それを横目に今回は「イタリア館」へ。
イタリア館、すごくよかった。その後何度も「イタリア館に尽きるね!」と言い合うくらい。なんだろう、知識として知ってはいることなんだけど、あらためて驚いたのはイタリアっていう国のすべてにおけるモノの完成度の高さかな。完成度というか…芸術性かな。フェラーリ、アルファロメオ、フィアット、ピアッツァといった車関連から、グッチ、プラダ、ベネトンのファッション関係、カメオなどの装飾品、食器などのカトラリー、何百年前の建造物などなど。建造物の総合的な芸術度の高さにはため息が出ました。
そうそう、イタリアは州でブロック分けされてて地方特有のモノが展示してあるんだけど、ポツンとアイボリーの車体のみポツンと置いてあるとこがあったのね。「やっちゃってる州があるねー」と言いながら近づいたら、なんだかよく知ってる甘い香りが。なんと、車体の下には一面に敷き詰められたチョコレートの固まり! でもって車体を塗装してるのもホワイトチョコレート!! びっくりでした。ていうかチョコと車の街だからって車体をチョコでコーティングしちゃう発想に驚いた(笑)
でも一番驚く……というより感動しちゃうのはやっぱり「踊るサテュロス」像でした。シチリアの海の底で何百年も眠っていたブロンズ像です。万博が始まる前だったかTV番組で特集していたんだけど、底引網にかかったそうですね。お魚やら海藻にくるまったサテュロスと目が合って、「これは大変なものを引き上げた」と漁師さんも察したと。びっくりしたやろね!(笑)
4年かけて綺麗に修復されて、はるばる名古屋までやってきたわけです。そういうものを見た時に、私は何を思うのかなーって思っていたんだけど……素直に感動したよ。2400年も前にこういうモノを作り上げる技術を持つ人達がこの国にはいたんだと。日本が土偶やら縄目模様の土器やら作ってたんじゃないかと思われる頃と同時期にね。片腕片脚をなくしていても、それらがどれだけのびやかに広げられていたのか安易に想像がついた。あんまりにも精巧すぎて、「もしかして人で型取ったんじゃないか?」と思うくらいでした。サテュロスが国外に出るのは多分これが最後だということ。いいモノ観れてよかったです。
余韻をずぅーっと引きずりつつ、リビア館、トルコ館と覗いてグローバルコモン4北欧エリアへ。コーカサス共同館のうさん臭さ(失礼)に動揺しつつ、ロシア館のマンモスとご対面。
マンモスラボのマンモスは立ち止まって観られないっていう時点で興味がなかったのですが、ロシア館は見放題。写真撮り放題。マンモスって「はじめ人間ギャートルス」(笑)のイメージのせいか……バカでかい生き物って思い込みがあったんだけど、インドゾウくらいの大きさなんだねぇ。それでもでっかいには違いないんだけど。そんなことを思いました。
大好きなミュシャの母国、チェコ館(外観がわりばしがいっぱい刺さってるみたいだった)はすごい列だったので諦めて、北のオアシスこと北欧共同館へ。ヤツらいるかな? 虚ろな目をした灰色やら薄緑のヤツ。とわくわく覗いたそこに……いましたよ〜ムーミントロール! ノンノンでなくフローレンの方ですね。いい感じのニョロニョロがいたら買おうと思っていたんだけど、ニョロズは見当たらず残念。北欧っていうと家具やステーショナリーってイメージがあるんだけど、やっぱりそうでした。会社のビルに北欧家具のお店があって、そこがそのまま入ったような雰囲気でした。洗練されたおしゃれな空間だけどあったかみがあるって感じ…かな。
「アンデルセン」が入っていたので、軽く休憩。アンデルセンっていうとなんか広島のイメージがあるんだよね……山陽道のどこかのSAの中にもショップがあって、そこの揚げたてたまごドーナッツがめっちゃ美味しいとか。
その後会社の同僚4人と合流してグローバルコモン5、アフリカ共同館へ。
欧州とはうって変わって黒っぽくて抽象的なものが多いんだよね。不思議なお面とか不思議な像とか。しかもどこの国を覗いても並んでいるものが同じに見えた。そして生々しい。そんなことを感じつつ、西エントランスを通ってグローバルコモン1へカレーを食べるために移動移動。
1回目に来た時ロティを食べた所だったんだけど、カレー美味しかった〜! どうでもいいけどセルフ制なので注文して並んでいる時。連れが頼んでいないロティを受け取っちゃって、そのまま押し売られてて笑いました。営業なのに押し負けしてるんだもん(笑) 負けたもんだからカレー食べてる間も呆然としてるし(笑)。「これからああいうやり方でいこうかな……」「押し強過ぎるよ……」って呟きつつ(笑)。そんな彼にはその後行った韓国館でヨン様パネルに顔突っ込ませて写真撮りました。おもしろかった(笑)。
それから夜景を見るためにキッコロゴンドラへ。
どうしても乗りたかったんだー。(この時点で陽はとっぷり暮れておりました)
静かなゴンドラから見下ろす風景、とっても綺麗だった。見とれて写真撮るのを忘れるくらいに。真っ暗な森にポツポツとやらかい灯り。ざわざわと蠢いているだろう喧噪の人の群れ。ゴンドラの中は静かだから上の世界の雰囲気なのねー。昼間歩いた「サツキとメイの家」へ向かう途中の池のほとりには、美濃和紙灯籠のほんのりした灯り。ここでもまた「ヤツらの時間だね」「そろそろあの辺まで来てるよ」とか言いつつ。(ヤツらっていうのはモリコロやトトロのことね)ゴンドラを降りたらそのままIMTSで北ゲートまで戻る予定だったんだけど、ぎりぎり最終に間に合わなくって乗れなかった。残念〜。トラムも乗りたかったな。
そんなわけで最終までいた3回目の万博だったのですが……悔いが残るのはやっぱりもっと早い時期から行けばよかったなってこと。ガラガラのうちにもっとたくさん行っておけば見残すエリアも無かったわけだし。
でも3回共とっても楽しかったよ。行ってよかったって思う。開幕当初は失敗になるんじゃないかって言われてた愛知万博だけど、成功……だったんじゃないのかなーってこれは楽しかった人意見だからなんとも言えないけど(笑)
閉幕後、万博会場はどうなるのかな。ひろーい公園に戻るのかな? 後ろを歩いていた女の人が「これ(パビリオン)全部残してくれないかな〜」って話してるのが聞こえたけれど、私もそう思いました。でも、パビリオンがなくなってもまた来たい!のんびりお散歩したり、スポーツするには最適な環境だもんね。
1年以上、名古屋の街中いたる所にいたモリゾー&キッコロはみんないなくなっちゃうのかなぁ。なんだか寂しい。
寂しい、と思うほど楽しい体験が出来てよかったなーって思うのでした。