d a y s*
photo & text by tomoko
好きなんですよ。はい。
初めて目にしたのがなんだったのか覚えがないんだけど、「世界の中心で愛を叫ぶ」ではないのは間違いないです。あの映画でサクを彼が演じるってのを知った時に、森山未來やったらいいサク演じそうやなぁって思った覚えあるから。
そんな『世界の中心で愛を叫ぶ』(劇場版)を先週やっとで観ました。
やっぱ、ドラマよりずーっといいサクだった。
なんやろう。まだ20才やのに、感情をたくさん知ってる演技が出来る人って思う。空港のロビーで意識を失ったアキを抱きしめて「助けてください」って叫ぶシーンがありますね? 予告編でも何度も流れていたシーン。サクは「助けてください」って叫ぶんだけど、その叫びっていうのは周囲の人に呼びかけるものじゃなくて、神様とかそういうものに懇願する「助けて」だったんだなぁって。だから叫びなんだけど怒鳴り声でもテンパった叫びでもなかった。絞った苦しい「助けて」なのね。
そういうのを演じた森山くんを観て、ああやっぱいいなこのコ。って思いました。…自分でそう演じられたのか指導が入ったのかは解らないけど、でもなんとなく自分で選んだような気がする。彼の日記を読んでると。
演技っていうものはどんな素人でも、よっぽど出来ない人じゃない限り体に覚え込ませて出来るものだと私は思う。頭で感情を理解して、人から経験を聞いてそれを取り入れたりして、はたまた監督からがっちり「ここはこういう顔して」と指導されて。伊藤英明なんかも最初とんでもない大根だったけど、数こなしてきたら観れる演技出来るようになってるしね。…って私は彼、好きですよ(笑)
つまり、「演じる」っていうことをこなしていくと、観れるようにはなるはずってこと。
それでも「俳優。」と呼べる人と「俳優?」と疑問系にしたくなる人はいる。
深いか浅いか、厚いか薄っぺらいかの差だと思う。
森山くんは深いんじゃないかなーと。だから好きなんだと。回りくどくなったけどそれが言いたかった。
劇場版のセカチューは、泣きませんでしたけど今まで見たり読んだりした中では一番好きです。柴崎コウが演じたりつこの背景は、別にそこまでくっつけなくっても…って気がせんでもなかったけど。
ごく普通の高校生の日常が、アキの病気で少しずつ、本人達が気づかないくらいゆっくりと壊れていく様子。そういうのが穏やかな四国(香川だっけ)の風景や言葉で綴られていました。そうそう、突然松山の風景が出てびっくりしたよ。そして松山じゃんってすぐ反応した自分がどうかと思ったよ。(苦笑)大人になったサクの大沢くんと森山くんの高校生サクに違和感がちっともなかったのもよかったな。顔だちとか雰囲気、似てるしなぁ。
でも、20才の頃の大沢くんなんてこれまたとんでもない大根だったけどな!「レーサーひゃ〜く〜はっは〜」とか言ってさー(笑/解る人いるのかなコレ)伊藤英明も大沢くんも役者畑育ちではないから仕方ないことか。そう考えると森山くんは役者になるために20年を過ごしてるようなフシがあるわけだし。
たくさんモノを考えたり経験することで培われていく感情表現。
俳優の成長っていうのは人間の成長と同じものなのかーとふと思いました。
森山くん、何より顔が好きです。(オチ)