d a y s*
photo & text by tomoko

* 2002年04月21日(日)
 冷静と情熱のあいだ


映画化されてましたね。竹ノ内豊とケリー・チャンだっけ。映画は観ていないけど、これの原作小説は読みました。大好きな絵國香織さんで「Rosso(赤)」、辻仁成さんで「Blu(青)」と2冊同タイトルで出てます。「Rosso」はケリー・チャンが演じた"あおい"側の話。「Blu」は竹ノ内豊が演じた"順正"側の話。大学時代に出会ったふたりが別れてからの10年間の話なのですが、なんていうんだろ。話がどうこうというより、この作り方がおもしろいなーと思いました。男女それぞれの小説家がそれぞれの主人公の10年間を書いてるわけです。かすかに重なったり、まったく意外な展開をしていたり。実際人間ってこんなものだよなぁと。それぞれ別々なこと考えて、自分でたくさん思い悩んだつもりでいるんだけど、知らない所では相手も同じくらい苦しんでいたりするんだよな・・・。

あと思ったのは、やっぱり男の人は夢追いがちかな?って、「Blu」を読んでいて思いました。女はどれだけ夢を見ても最終的な判断はクールだと思うんだよな。現実的。男はなんとなく、どこまでも夢を見ているなぁって・・・実際そうだなって思うし。(苦笑)そしてそうゆうとこを可愛いなぁって思うんだけど。

「冷静と情熱のあいだ」、小説、おもしろかったです。



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