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2008年11月22日(土)   必要十分条件

ちょっとしたきっかけで血が滲みだす古傷のようなものをどうすることもできず。いつになったら癒えるのか。何年経っても左腕の形を損なっている肉腫に刃先30度のカッターナイフを突き立てたならさぞ気持ちよく鮮血が噴き出すだろう、憐憫の血を全身に浴びて踊るのも悪くない、そのくらいは十分に退屈している。

もちろん、私は、貴方なしの生に耐えられる。人は何を失ったって生きていける。呼吸が続く限り、心臓が波打つ限り、どうしようもない退屈をやりすごしながら、恥ずべき生を引きずっていくことくらいできる。けれどいったいあと何年、何十年、こんなことが続くの、こんな、ただあきらめ続ける、ただ弁解し続けるだけの色のない生が、いったいあとどのくらい続くの、

空を飛ぶための、必要十分条件とは何か。


nadja. |mailblog