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| 2008年09月05日(金) |
an inconvenient truth |
今の時代は他人の生活がいとも簡単に見えすぎるから、人は比べすぎてしまう。見えすぎる、といったって、ほんの一部分、それもいいところだけをクローズアップして、さも素敵で、さも綺麗なように作りこんだイメージが、目につくところにばらまかれているだけのことなのに、それでも、比べることをやめられず、焦燥感をかきたてられて、新しい欲望の芽を、次から次へ植えつけられてしまう。今は、そういう、せわしない時代。
境界線を明確にしなければ、際限なく憧れに取り憑かれるだけだ。羨んだ生活の裏側にあるはずの、都合の悪い真実に、想像力を巡らせること。本当に悪いこと、ひどいこと、本当に恥ずかしいこと、情けないことを、人は書かない。私だって、書いていない。
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