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2008年06月09日(月)   working class heroine

私たちは、なんて貧しいのだろう。男女雇用機会均等法という舌で転がすには具合の良い言葉にだまされて、社会参加だの自己実現だのといった甘い言葉にほだされて、結局はより厳しい生を強いられているだけではないか。朝の地下鉄の女性専用車両に詰め込まれた女たち、白い麻のブラウスには黒いブラジャーが透けている、ベージュのスキニーにはくっきりと、太ももの真ん中まであるガードルの線が浮き出ている、大きく開いた背中には一面に吹き出物が芽を吹き、通勤用のハイヒールはつま先の革が剥げ、リフトの取れたヒールがコツコツと耳障りな音を立てる。満足に子どもを育てる時間もなく、手の込んだ料理を作ることもできず、洗濯物は部屋干しを強いられ、掃除は休みの日だけ、睡眠不足で肌はくすみ、足はむくみ、エアコンと電磁波で生理は乱れ、コンビニの脂っぽい昼食は腹周りを太くさせるばかり。それだけじゃない、上司はたいてい頭がかたく、同僚はたいてい仕事ができず、男に幻滅し、失望し、嫌気がさして、どんどん意地が悪くなり、口が悪くなり、可愛らしさやしとやかさを失って、打算ばかりがはびこって。そこまでして働いて、得るのはせいぜい中吊り広告に掲載されたブランド品と海外旅行。

働かされている女なんかみんな負け犬だ。


nadja. |mailblog