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2008年04月29日(火)   heading for KYOTO

京都。

黄金色に輝く鼈のスープだとか舌にのせたら溶けていくような名前も分からない料理だとか甘い甘いミルクコーヒーだとかをまだ肉体的な感覚として思い出す。

汗ばむほどの日差し。

大通りは悠然と静か。

日傘越しに見る新緑が、遠い昔を連れてくる。

どこからか蝉の声が。疎水沿いの坂道に迷い込む。ひとけのない大学のグラウンドからは陽炎が立ち、遠くで山が鳴る。白いヒールの足、汗ばんだ手、ダヴィドフの匂い、あの夏の眩暈が、蘇る。

この街をひとりで歩きたくない。


nadja. |mailblog