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2007年02月14日(水)   残酷なバレンタイン

紙ナプキンをマスカラで真っ黒にしながら、「もうあかんねん」と涙を流す女の子に、「応援してるよ」と微笑みかける女の子の眼は笑っていなくて、何度も携帯が鳴り、そのたびに「ちょっと、ごめん」と席を立つ。彼女が時間を気にしてあせっているのは明白である。さて、この場合、もっとも残酷であるのは、泣いている友達を置いて行こうとしている女の子か、それとも友達の事情も考えず泣き続ける女の子か、それとも素知らぬ顔で本を読みながらじっと隣席の様子をうかがっている女か。


nadja. |mailblog