indexpastwill
2006年12月10日(日)   書けない名前

今日も贈りたくない贈り物を選ぶために一応百貨店に行ってみたがやはり決めることができなかった。送り状を書く場面を想像して硬直したからだ。誰の名前を書けば良いのだ、彼か、彼女か、連名か。

絶望する。

やはり私にはこの現実を受け入れることなんかできない。

だから私はある集団から永遠に名前を消すのだけれど、そうすることでそこでは、あからさまに語られることは決してないにせよ、永遠に溶けない氷のように、場を冷ややかに興ざめさせる存在として、不在という名の苦い沈黙を投じ続けることになるのだ。

しかしそれも仕方がないと思う。

無理だもの。

13年の記憶をまるごと消し去ってくれるならばともかく、そんなことは無理だもの。

誰に会えなくなったってかまわない。何人の友人を失ったってかまわない。

君の、苗字を名乗る、あの女を見るくらいなら。


nadja. |mailblog