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2006年11月26日(日)
過去が満ちる
多分なんらかのプロテクトが自動的に働いているせいで異様に眠い。考えないほうが良い、考えてはいけない、考えるな。時間を経るごとに強くなっていく抑制の声。いつかそれがどうでも良いことになり、いつかそれを本当にあきらめてしまうまで。寂しいことだが歳を重ねるというのはそういうことなのだろう。
見渡せば「逃げて見失った羊」ばかりだ。
私はいまだその羊の手触りを懐かしみ、残像をかきいだいている。あさましいことだ。自ら棄てた羊ばかりであろうに。
今があまりにからっぽすぎて過去が簡単に満ちてくる。水はしょっぱく、凍るほどに冷たい。だから私は両の瞼からとめどなくそれらを排出し、人形を抱いて、眠る。
nadja. |
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