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それは私が見た最後の光かもしれなかった。追いすがり、膝をついて乞うた最後の愛かもしれなかった。 貴方はいない 貴方などはじめからどこにもいない 蒼ざめたる馬の背に跨り 死の影を抱く 私自身が再び 死に似た者となるために 希望もなく 怖れもなく 愛もなく 虚無へと 虚空へと 夜を駆り闇を駆って 貴方はいない 貴方などはじめからどこにもいない 貴方などいてもいなくてもかまわない すべては虚偽であり、すべては空の空である。 「・・・視よ、蒼ざめた馬あり、これに乗る者の名を死といい、黄泉これにしたがう・・・」(『ヨハネ黙示録』6章8節) |