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2006年08月11日(金)   知らなくていい

カタカタカタ、とキーボードを叩く音にあわせて心が壊れていく。幾百万のカタカタは反響し、共鳴し、そして狂いはじめる。

知る権利はあるだろう。

だが知らせる義務はない。

知らせない勇気も存在する。

語らない自由も。

真実を伝えているつもりで情に溺れている。正論を振りかざしているつもりで視野狭窄に陥っている。他人の言葉に敏感で自分の言葉に鈍感で、繋がりながら罵りあい、否定しながら結託し、他人の残虐性を暴き立てているつもりで自分の残虐性を飼いならしている。

そっと、心に留めることにする。

猫を、何度も、抱きしめた。


nadja. |mailblog