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2006年08月05日(土)   14回目の夏が、

貴方と出会ってから14回目の夏が、

という書き出しのなんという残酷さ。13までは良い。それはまだ物語の範疇にある。だが裏切りの数字を越えてみると、もうそれは途端にありえない数字と化す。思わず、声のトーンがあがるほどの。じゅうよん!!

そのうちのいくつかの夏が空白のまま閉じて行き、

違う。貴方がいたのは最初の夏だけだ。それから続くのはまぼろしを追いまぼろしを抱いたいくつかの夏と、喪失に怯えたいくつかの夏、喪失を噛みしめたいくつかの夏。

そしてこの夏、貴方は、すがすがしいほどに不在だ。

私は何処にでも行けるし誰にでも会える、どんな夢を見るのも自由。新しい指を探すことさえできる、より繊細で、より美しい旋律を奏でるギタリストの指を。

もう、14年も。

経ったのですね。


nadja. |mailblog