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2006年05月18日(木)   なにもなかった。

猫は猫で、次第に自分のペースを取り戻しつつあるので私もそろそろ何とかしないといけないな、と思ったとたんに風邪をひいていることに気づいたりするのだった。

何を何とかすべきなのか、そこから分からない。積み上げられた本、散乱した薬、二度と読み返すことはないだろうにだからといって捨てることもできない走り書きのメモ、くたびれたジャケット、決して最後まで使いきった試しのないマニキュア、口紅、配達記録で届けられた重要なはずの書類、ありとあらゆるものが埃をかぶりながら、「何とかされる」のを待っているけれど見渡す限りどうでもいいものばかり。

猫の呼吸と体温以外にどうでもよくないものが、なにも、なかった。


nadja. |mailblog