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2006年01月25日(水)   そうだてめえは黙ってろ

私はただ、疑心暗鬼にまみれて仕事をするのがいやだっただけで、「この人には言っていいけどこの人には言ってはいけない」という薄気味の悪い隠し事を腹にためて仕事をするのがいやだっただけで、同じ仕事をしているのに、たいした能力差もない中、自分より時給の高い人、低い人がいるという状況がいやだっただけで、何も、別に、今やっていることがいやだったのではない。

一日黙りこくってひたすら画面だけを見つめ、壊れたブリキのおもちゃのようにカチャカチャとキーボードを叩き続けるのはそれなりに楽しかったけど、それとはうってかわって一日中喋りっぱなし、ああしてこうして、それはこうだからこうなの、あ、それはね、とフロアを走り回るのも、悪くはない。

そりゃこっちが腋の下に汗をにじませながら喉カラカラにして喋ってるときに居眠りなんかされようものなら、聞いてるっ?? と声を荒げたり、するけれど、「ありがとうございました」と言われたら私だって人並にやっぱり嬉しいし、研修終了後のアンケートに「すごく分かりやすかった」と書いてあったら泣きたくなるくらい嬉しい。

そんな小さな嬉しいを殺す権利は誰にもない。たかがお飾りのくせにオレが此処を牛耳ってると思い込んでるようなヤツには初手からない。それでなくても人の給料の計算ひとつマトモにできないくせに、偉そうに裏取引なんかすんな、ボケ、と吠えるくらいの判断力は、戻って、きた。


nadja. |mailblog