K馬日記
サリュウラヴケーマ号とバリトンサックスの『ウエエ、ウエエ』なわだち
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2006年01月12日(木) Salyu 1st アルバム「landmark」について思うこと。400おめでと、ありがと。

今更ながら、Salyuのアルバム「landmark」についての感想を。
「landmark」の意味は確か・・・「目的、標」だったような気がします。自信はないけれど。
このアルバムは2曲が双璧となっている感じがします。
他の曲がダメというわけではなく。むしろ全てがさあ支えてると言っても・・・。
過言ではありません。
俺の数少ないお気に入りの1つです。
では、どうぞ。


Salyu 1st アルバム「landmark」

01、landmark・・・双璧の1つがこれ。ってか、このアルバムの代表曲なんだけど。

02、アイアム・・・自分探しの曲。「真実は、あたしが誰か。それだけが分からない。」

03、VALON-1・・・親父お気に入り。確かにイイ曲である。歌詞もね。

04、虹の先・・・心が温まる曲。4曲目でほっと1息つく。VALON-1のCW曲。

05、Peaty・・・「peaty」の意味は「泥炭の、泥炭の多い」って、どうゆう歌やねん!!

06、体温・・・ラブソング。でも、ラブソングっぽくない歌詞が・・・。

07、ウエエ・・・本の中を探検する歌。ユニークな歌詞がGood!!

08、Dramatic Irony・・・2つ目の双璧。あとで解説してやらぁ!!

09、Dialogue・・・Salyuの声の伸びが冴える曲。最近俺の中で、この曲が急上昇。

10、彗星・・・ちょー好き。PVとか、Salyu超可愛いし。特に小芝居が。

11、Pop・・・「lonely,lonely」って繰り返してる。けど、ポルノの「ヒトリノ夜」とは、曲調が全然ちがう。



とまぁ、かなりお気に入りのアルバムなんですが。
特に説明したい曲は、「Dramatic Irony」だい。
どーぞ、ご賞味くださいな。


「Dramatic Irony」

「Dramatic」=「劇的な」「Irony」=「皮肉」つまり、「劇的な皮肉」って意味。

これ、前も言ったように走馬灯の曲なのね。

『急に息が苦しくなり、あわてて目を閉じてみれば。薄紫色、あなたとの宇宙が見えた。』

『いばらの棘が体の上、細く細かく裂いてく。思い出したように赤い血が流れてく。
 痛みで我にかえっていた。巻き戻された記憶がランダムで再生されているんだ、私のハードディスクから。』

『こうして全てが朽ち果てていく、少し前。そのうち痛みも、きっと消えさってしまう。』

ね?走馬灯だよね。

「死ぬ前になんで今までの思い出を見せるの?よけいに死にたくなくなっちゃうよ。」
って感じで「劇的な皮肉」なんだよね。
人間のメカニズムで走馬灯が起こるのがそもそも「劇的」だし、
死ぬ前に思い出を見せて、後悔をつのらせることが「皮肉」なのである。
「劇的な皮肉」とは・・・。とても走馬灯をうまく表現している。
小林武史もなかなかやるな。

また、これはラブソングでもある。

『いつもあなたを思った。考えるよりも早く。他のだれかれと、じゃれ合っている隙に。
 いつもあなたといられた。それが「全て」と思った。』

『やっと長い1日が、暮れていきそうだったけど。あなたへの思い、不意にのしかかってくる。』

こちらもなかなか。素晴らしいっていうか。いじらしいっていうか。
それと、2つ目の方からは、走馬灯も感じられる。
つまり走馬灯として、「長い1日」がリピートされたのだ。

最後に、なんで双璧かというと。キーワードは「landmark」である。
「landmark」は、題名が「landmark」であるから、双璧なのは明確である。
だが「Dramatic Irony」は、「landmark」が歌詞に出てくるのである。

『ランドマーク壊れて、遊びにいけなくなった。2人が出会えるはずの場所が、描かれている地図はない。』

と言った具合に。
また、曲調も歌詞も高水準の「Dramatic Irony」が、双璧でないはずはないのだ。


このアルバムはとっても素晴らしい構成で作られているのである。


長い感想でした。
はぁ、寒い・眠い・だるい。

あさってから休日だ。
もうちょっとガンバロ。


ウエエ、ウエエ


多田K馬 /K馬への報告 /これ押すべし(≧ω≦)ノシ

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