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■ 試練の時
何の迷いもなく、 何のためらいもなく、 自ら輪の中へと飛び込んでいけたのなら、 どんなに楽しく過ごせることでしょう。
目の前に広がる光景には、 ただただ苦しい思い出ばかり。
みんなの楽しそうな姿を見て、 孤独はいっそう深まっていくのです。
作り笑いはすぐにかき消され、 沈黙だけが残るのです。
時計の針をみつめては、 一刻も早く時が過ぎることを願います。
楽しい時は、 永遠さえも願うのに。
こうしてまた、 試練の時が過ぎていきました。
乗り越えたのではなく、 過ぎ去っていっただけ。
暗く沈んだ未来の予感に、 恐怖さえおぼえます。
2005年12月12日(月)
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