――そんなに九郎さんが好きなんですか?いつか、白龍の神子に問われた質問。――どんな所が好きなんですか?すぐには答えられなかった。どんな所がとか、好きとか、そんな次元ではなかった。九郎は僕の全て。いつか、九郎のためにこの命を差し出すその日まで、生きていられればそれでいい。