トルコ石の日記

DIARY

2007年03月16日(金) 突然の転職

夫がボイを辞めた。
月曜日から運送屋に行くことになった。

昨日、みんなと仕事を頑張りたいと言うようなことを言いながらも、
夫はそれ以上に転職したかったんだと思った。

仕事の帰り『明日休みだから面接行ってくるよ。』と連絡があった。
きっと仕事の間、ずっと転職のこと考えてたんだろう。

求人情報誌を買って帰った。
アルバイトで40万くらいくれる運送屋に面接に行った。

店が月末締めなので月末まで店にいて、来月から働くことにしたらしいが
もしかしたらもっと早く働けるかもしれないと話していたらしい。
採用が決まって、夫は急激にボイをするのが嫌になったようで
店に電話して退店することを伝えた。
運送屋にも電話をして月曜日から行くことになった。

最初から運送屋に行けば良かったのかもしれない。
けど、自営の時、1日になんトンもの荷物をトラックに積み下ろししていて、
辞める頃には、腱鞘炎になってお茶碗もまともに持てなくなっていた。
だから、選択肢から外した仕事だったんだけど・・・

でも、本人は
『精神的苦痛より肉体的苦痛よりいい』と言うし、
接客能力は全くないような人だったから、これでいいんだろう。

にしても、ボイは良く頑張ったと思う。
お疲れ様。と声をかけたら涙ぐんでいた。

たけど、私は急に寂しいような何とも言えない気分になった・・・
・・・
・・・
・・・
ふと「私とは住む世界が違うんだな」と頭をよ切った。

夫は街の店で働くようになって、やっと自分の住む所の不便さに気がついてくれて、
店の近くに、街に、二人で住もうと言っていた。

そうするには、私も必ず働くことが条件だったし、
何よりお金がないので「夢物語」だと私は思っていた。
やっぱり「夢物語」だった。

きっと死ぬまで、このド田舎から抜け出すことはないんだろう。
そう切ない気分になったのは、少しは街に住めること期待していたのかも。

前向きな夫の側で、なんとなくそれを素直に喜んでいない自分がいる。


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